ハイフ(HIFU)施術後にお酒を飲むと効果が出にくくなる?飲酒以外の注意点も解説

公開日:2022/08/02 更新日:2024/03/19

ハイフ(HIFU)施術後にお酒を飲むと効果が出にくくなる?飲酒以外の注意点も解説

ハイフ(HIFU)は、若々しい肌を取り戻せる美容施術です。専用の機器を使って肌に超音波を照射し、皮膚の内側にある組織に熱エネルギーによる刺激を与えることで、たるんだ肌のリフトアップやしわ改善、肌質改善といったさまざまな効果を得られます。

メスを使わない施術で、ダウンタイムの症状は非常に軽く、メイクや入浴などの制限もないため、施術当日から普段通りの生活を送れるのが、ハイフの特長の一つです。

しかし、一部のWebサイトやSNSでは「ハイフの施術後にお酒を飲むと効果が薄れる」という情報を目にすることがあります。本記事ではこの噂の真偽について詳しく解説すると共に、施術前後に気を付けるべきこと、ハイフの効果を高めるために行うべきことなどをお伝えしていきます。

ハイフの施術後にお酒を飲むと効果が薄れるって本当?

エステサロンで施術を受けることのできるエステハイフを中心に、「ハイフの施術後にお酒を飲むと効果が薄れる」「ハイフの施術前にお酒を飲んではいけない」といった噂がありますが、事実なのでしょうか。

結論から申し上げると、医学的根拠は一切ありません。ハイフの施術前日であっても施術をした当日中であっても、基本的には飲酒して問題ないです。

ただし、飲酒によって血行が良くなることで腫れや赤みなどのダウンタイムの症状が出やすくなり、症状が長引く可能性があります。そのためクリニックによっては、「施術当日の飲酒は控える」「ダウンタイムの症状が出ている期間の飲酒はNG」といったように、施術後の飲酒を制限しているケースもあるのです。

上記のことから、施術後の飲酒でハイフの効果が薄れることはありませんが、飲みすぎないように気を付ける必要はあります。またダウンタイムの症状が出ている間は、飲酒は控えた方が良いでしょう。

アルコール以外にハイフの施術後に気をつけるべきこと

お酒の他に、ハイフの施術前後で気を付けるべきことはあるのでしょうか。まずは施術後の注意点を5つに分けてご紹介していきます。

1. 血行が良くなる行為は控える

飲酒以外にも、血行が良くなる行為は控えましょう。繰り返しになりますが、血行が良くなると腫れや赤み、内出血などのダウンタイムの症状が出やすく、長引いてしまいやすいです。血行が促進される代表的な行為を以下に挙げたので、もしご自身の習慣になっているものがある場合は、ご注意ください。

長時間の入浴・サウナ・岩盤浴

シャワーや短時間の入浴であれば、施術当日から行っても問題ありませんが、熱すぎるお風呂に入ったり、長時間の入浴をしたりすることは控えましょう。同じようにサウナや岩盤浴も、施術からしばらくの間は控えてください。

激しい運動

軽いウォーキングや体操など、適度な運動であれば施術当日から可能です。しかし、負荷の高い筋トレやホットヨガ、ジョギングなど、大量に汗をかくような激しい運動は、施術から数日間はなるべく避けた方が良いでしょう。

マッサージ・エステ

マッサージやエステは、腫れや赤みが出やすくなるのはもちろんのこと、施術した箇所への刺激や摩擦となり、炎症が起きてしまう可能性もあります。施術後しばらくは控えることをおすすめします。

2.保湿を徹底する

ハイフは皮膚の内側の組織に熱エネルギーを与える施術であるため、その熱の影響によって、施術後しばらくの間は肌の水分量が減少します。肌は乾燥し、些細な刺激でもダメージを受けやすい状態になります。

そのため、施術後1カ月程度はいつも以上に保湿を徹底するようにしてください。入浴後や洗顔後には、化粧水や乳液を必ずつけましょう。定期的にフェイスパックをするのもおすすめです。

3.紫外線対策を徹底する

保湿だけでなく、紫外線対策も非常に大切です。紫外線のダメージによる炎症が起きやすく、最悪の場合、色素沈着を引き起こす可能性もあります。施術から1カ月ほどは、外出時には低刺激の日焼け止めを塗り、日傘や帽子、サングラスなどを着用しましょう。

4. 施術箇所を必要以上に触らない

前述した通り、ハイフの施術後は肌が敏感になっており、摩擦によるダメージを受けやすい状態です。施術箇所を必要以上に触らないようにしてください。

赤みや腫れなどのダウンタイムの症状が治まる過程で、かゆみが生じることがあります。気になってしまい、施術箇所を触ったりこすったりしてしまいやすいですが、せっかく治まってきていた症状がぶり返してしまいます。かゆみが出たとしても、意識して触らないようにしましょう。

また施術当日からメイクができるのがハイフの特長の一つです。ただし、摩擦を起こさないよう、メイク方法には注意が必要です。ファンデーションやアイシャドウは伸ばすのではなく、メイクブラシなどを使って優しくのせるようにしてください。

洗顔時も泡を使って優しく洗い、ぬるま湯で洗い流してください。タオルで顔を拭く時も、ゴシゴシと拭くのではなく、ぽんぽんと優しく押さえるように水気を拭き取りましょう。

5. 他の美容施術を受ける際は適切な間隔を空ける

ハイフは、一部の美容施術と組み合わせることができます。しかし、繰り返しになりますが、ハイフの施術直後の肌はデリケートな状態です。副作用や肌トラブルを防ぐため、他の美容施術は、数週間〜1カ月程度の期間を空けてから受けるのが望ましいです。

・何の施術を受けるのか
・ハイフの施術を先に受けるのか、後に受けるのか
・施術を受ける方の肌の状態

などによっても適切な間隔は異なるため、ハイフの施術前後で受けたい美容施術がある場合は、必ず事前に医師と相談するようにしてください。

ハイフの施術前に気をつけるべきこと

続いて、ハイフの施術を受ける前に気を付けるべきことを2点ご紹介します。

1. 刺激の強いスキンケア用品の使用やピーリングを控える

ハイフの施術前は、なるべく肌に負荷をかけないようにしましょう。肌にダメージがある状態で施術を受けると、ハイフの熱エネルギーによって、さらに肌に負荷がかかってしまい、炎症や色素沈着などの副作用が起きやすくなってしまうのです。

施術日の約2週間前から、刺激の強い化粧水や美容液、ピーリングなどの使用を控えることをおすすめします。

また過度に日焼けをしている場合も同様で、肌へのダメージが大きくなりやすい状態です。日焼けが治まってから施術を受けましょう。

2. 肌に炎症が起きている場合は治ってから施術を受ける

肌に炎症が起きている場合、ハイフの熱エネルギーによって炎症が起きている箇所が刺激され、症状が悪化する可能性があります。必ず炎症を治してから、ハイフの施術を受けるようにしましょう。

炎症が完治している場合でも、医師との事前のカウンセリングで炎症が起きていたことを伝え、施術を受けて本当に問題ないか、注意すべき点はあるかなどを確認しておくと安心です。

HIFU

ハイフの効果を高めるための5つのポイント

せっかくハイフの施術を受けるのであれば、なるべく高い効果を得たいもの。ここからは、ハイフの効果を高めるための5つのポイントを解説していきます。

1. 医療機関で施術を受ける

ハイフには医療ハイフの他に、エステハイフやセルフハイフがあります。エステハイフはエステサロンで施術を受けるもの、セルフハイフは自身でハイフの照射をするものです。

本来ハイフは医療行為であり、医療資格を持っている人以外は施術を行えません。エステハイフやセルフハイフでは、正式なハイフ機器ではなく、厳密に言うとハイフではない超音波機器を使用しています。そのため出力が弱く、皮膚の浅い層への照射しかできず、医療ハイフよりも効果は限定的で、持続期間も短いです。

また人間の皮膚の構造やハイフの使い方を正しく把握している医師による施術の方が、施術を受ける方の皮膚の状態に応じた適切な照射ができ、安全かつ高い効果を得られるでしょう。さらに、万が一重篤な副作用が起きたとしても、クリニックであれば医師の診察のもと、適切な処置を行ってもらえます。

このことからも、医療の専門知識と技術を持った医師のいるクリニックで施術を受けるようにしましょう。

2. ハイフの実績が豊富な医師の在籍するクリニックで施術を受ける

医療機関で施術を受けることを決めたら、ハイフの実績が豊富な医師の在籍するクリニックを選びましょう。

皮膚の状態や脂肪の厚さはそれぞれ異なります。また施術後の理想の姿も、お一人お一人違うでしょう。

ハイフの施術実績が豊富であればあるほど、対応してきたお悩みや要望、肌状態のバリエーションも多いということ。過去の症例を元に、それぞれの方に適した施術内容を提案してくれるはずです。

クリニックを選ぶ際には、クリニックの公式サイトや医師のSNSなどを確認し、医師の経歴やハイフの症例数などをチェックしておきましょう。

また症例数だけではなく、症例写真や施術内容も併せて確認するのがおすすめです。あなたのお悩みやなりたい姿と似ている症例があった場合は、その症例をカウンセリングに持参しましょう。理想のイメージがより具体的に伝わり、施術内容をすり合わせやすくなります。自身のなりたい姿と似ている症例があった場合は、カウンセリング時にその症例を見せながら相談することで、具体的なイメージをすり合わせやすいでしょう。

3. カウンセリングが丁寧なクリニックで施術を受ける

事前のカウンセリングが丁寧であることも、クリニック選びの重要なポイントです。ハイフはダウンタイムが短く、ダウンタイム中に起きる症状も軽度なものが多いですが、重篤な副作用が起きる可能性もゼロではありません。

カウンセリングの際に、ダウンタイムや副作用についても細かく説明してくれるかどうかを確認してください。疑問や不安がある場合は、遠慮せずに必ずその場で質問しましょう。その際に十分な回答をしてくれなかったり、疑問や不安が解消しなかったりした場合は、他のクリニックを選ぶのがおすすめです。美容施術は少なからずリスクを伴うものであるため、しっかりと信頼できる医師やクリニックに施術を依頼することが大切です。

4. 適切なアフターケアを行う

本記事の前半でご紹介した通り、ハイフの施術後にはいくつか気を付けるべきことがあります。繰り返しになりますが、血行が良くなる行為を控え、施術箇所に負荷がかからないようにアフターケアを徹底すれば、ダウンタイムの症状は起きにくく、症状が出たとしても短時間で治まる可能性が高くなります。

5. 適切なペースで繰り返し施術を受ける

ハイフの効果は、施術1回につき6カ月〜1年程度持続することが多いです。たるみやしわのない、弾力のある肌を維持するには、定期的にハイフの施術を受ける必要がありますが、施術を繰り返す場合は、適切な間隔を空けるようにしてください。

間隔が短すぎると肌への負担が大きく、間隔が長すぎると施術後の状態をキープできません。

基本的には約3〜6カ月に1回のペースで施術を繰り返すのがおすすめです。常に若々しい肌を保てるでしょう。ただし、効果の持続期間には個人差があるため、医師と相談した上で、自身の肌の状態に合わせた施術予定を立ててください。

まとめ

ハイフは、基本的に施術当日からいつも通りの生活を送ることができ、お酒を飲んだからといって効果が薄れることはありません。ただし過度な飲酒は、腫れや赤み、内出血などのダウンタイムの症状が出やすくなるため、飲むお酒の量には気をつけましょう。

また本記事でご紹介した、施術前後で気を付けるべきことを押さえておけば、ハイフによる効果をより実感しやすい上に、ダウンタイムの症状も抑えられるでしょう。

表参道スキンクリニックでは、皮膚の構造を熟知している専門医が、お一人お一人の肌質やお悩みに合わせたハイフの施術をご提案します。事前のカウンセリングでは、施術内容はもちろんのこと、施術の注意点や施術後のアフターケアなどに関しても丁寧にご説明。気になる点がある場合は、どんなことでもご質問・ご相談いただけます。

無料のメールや電話相談も受け付けているので、ハイフの施術を検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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本ページの監修医師

佐藤 美博医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

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