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ニキビ跡の改善に人気のニードル治療3種を比較

公開日:2023/08/09   更新日:2025/10/10

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クレーター状やケロイド状、色素沈着など、さまざまなかたちで肌に残ってしまったニキビ跡。ニキビ跡は自宅でのスキンケアでは改善が難しく、改善するには美容医療を選択するのがおすすめです。ニキビ跡の改善に特に効果的な「フラクショナルレーザー」「ダーマペン」「ポテンツァ」の3種のニードル治療について解説します。

ニキビ跡治療の種類

クレーター状のニキビ跡にはケミカルピーリング、赤みが残るニキビ跡にはフォトRF、色素沈着が現れるニキビ跡にはレーザートーニングなど、スキンクリニックで行われているニキビ跡改善治療にはさまざまなメニューがあります。
これらの治療で思うような効果が得られなかった人や、さまざまなタイプのニキビ跡が複合している人、ニキビができやすい肌質そのものを改善したい人におすすめなのがニードル治療です。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、マイクロドット状にごく小さな穴をあけ、肌の深部に意図的に熱ダメージを与えることで新しい皮ふの再生を促す肌治療です。
一度の照射で肌の10%~15%が生まれ変わる治療ともいわれており、クレーター状に残ってしまったニキビ跡に効果が高い効果が見込めます。また、肌が再生する過程でコラーゲン生成が起こるため、ニキビ跡の改善はもちろん、小じわや毛穴のひらきの改善、肌のハリ・ツヤ弾力アップにも効果的です。

フラクショナルレーザーのダウンタイムは?

フラクショナルレーザー照射時の痛みは、チクチクとした刺激感や熱感程度。照射後は日焼け後のような肌のひりつきや赤み、熱感が1日~3日ほど続きます。比較的ダウンタイムの少ない治療ですが、照射後は肌の皮むけが起こることがあるため、施術後一週間は大切な予定を入れるのを避けるのがおすすめです。

ダーマペン

ダーマペンとは、16本の極細針がついたペン型の医療機器を肌の上で滑らせることで、皮ふにごく小さな穴をあけ、肌の自己再生をうながす肌治療です。
フラクショナルレーザーと同様にクレーター状になったニキビ跡や毛穴のひらきを改善する効果が見込めるほか、薬剤を同時に塗布することで、皮ふ表面にあけた穴から有効成分を導入することができるため、色素沈着や赤みなどの肌悩みの改善にも効果が期待できます。

ダーマペンのダウンタイムは?

ダーマペンの施術では、1秒間あたり1920個もの穴をあけるので「痛みが心配」という人もいるかもしれませんが、ダーマペンで使用される針は髪の毛よりもさらに極細の針ですので、耐えがたい痛みではありません。痛みが気になる場合は麻酔の使用が可能です
施術直後から赤みが現れますが、赤みは一週間以内におさまることがほとんどです。そのほか、出血や内出血、熱感、皮むけなどが起こることがあります。

ポテンツァ

ポテンツァは、マイクロニードルで皮ふの表面にごく小さな穴をあけることで肌の自己再生を促す肌治療です。ただ穴をあけるだけではなく、マイクロニードルの先端から肌の真皮層に直接RF(ラジオ波)照射することでコラーゲン生成を促進し、さらに独自のドラッグデリバリーシステムで針を抜く瞬間に真皮層まで薬剤を届けてくれる仕組みが特徴です。
ニキビ跡や毛穴のひらきの改善はもちろん、肝斑やしみ、しわなど年齢とともに増えるあらゆる肌悩みを解決してくれる治療として、近年高く評価されています。
ダーマペンと似た治療として比較されがちですが、ダーマペンが針で肌表面に穴をあけたところに薬剤を浸透させるシンプルな治療法であるのに対し、ポテンツァは針で穴を開けながら熱エネルギーを送り込み、さらに針を抜く瞬間に真皮層まで薬剤を導入するため、より効率の良い肌改善が見込める治療法といえます。

ポテンツァのダウンタイムは?

ポテンツァもダーマペンと同じく、針で穴をあけるため、施術直後から肌全体に赤みが現れます。熱感や出血、内出血、皮むけが起こることがありますが、ポテンツァの場合、針を刺しながら熱エネルギーで止血を行うため、ダウンタイムが短かったと感じる人が多いようです。

【まとめ】ニードル治療でニキビ跡を治療しながら肌悩みを改善

セルフケアでは改善できないニキビ跡を改善してくれると人気の各種ニードル治療。いずれも肌表面にごく小さな穴をあけて肌の再生を促すメカニズムに変わりはありませんが、薬剤使用の有無や有効成分の導入方法などに違いがあります。ニキビ跡改善に必要な回数やどの治療方法が向いているかは個人差があるため、ぜひカウンセリング時におたずねください

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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