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なぜハイフ(HIFU)は間隔を空けるべきなの?理想の施術頻度や効果の持続期間を解説

公開日:2022/08/02 更新日:2024/03/20

なぜハイフ(HIFU)は間隔を空けるべきなの?理想の施術頻度や効果の持続期間を解説
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ハイフ(HIFU)は肌のリフトアップやしわ改善に効果的な美容施術ですが、その効果は半永久的に持続するわけではなく、徐々に薄れていくものです。そのため施術後の状態を維持したい場合は、適切な間隔を空けて定期的に施術を繰り返す必要があります。

本記事ではハイフの理想の施術間隔や、効果の持続期間などについてご紹介します。
後半では施術の間隔を空けるべき理由についても詳しく解説。ぜひ最後まで読んで正しいハイフの受け方を理解し、施術を検討してみてください。

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ハイフ(HIFU)の施術方法

ハイフ(HIFU)は「高密度焦点照射式超音波治療」とも呼ばれる、メスを使わない比較的新しい美容施術です。肌表面を傷つけることなく、超音波で皮膚の内側に熱エネルギーを与えることで、老け顔やお腹の脂肪など、さまざまなお悩みを改善します。
特にたるみやしわの改善は、ハイフの得意とするところで、ハリのある若々しい肌を取り戻すことができます。

ハイフは特定の部位にピンポイントで超音波を照射する施術のため、意図しない部分へのダメージを避けられます。大きな副作用が起こりにくく、施術直後からメイクも可能です。ダウンタイムもほとんどないので、周囲の人にも施術を受けたことを気付かれにくく、「いつの間にかきれいになった」と思ってもらえるような施術と言えるでしょう。

ハイフの施術で得られる効果

ハイフにはさまざまな効果を期待できます。今回は大きく4つに分けてご紹介します。

1. 肌のリフトアップ

ハイフは、顔のたるみ全般に対して改善効果が期待できます。

人間の顔は、外側から表皮・真皮・皮下組織・SMAS筋膜・表情筋という皮膚の層と筋肉から成り立っていますが、人間の表情筋は年齢を重ねるにつれ衰え、それに応じて肌を支えるSMAS筋膜も緩みます。緩んだSMAS筋膜は顔周りの皮膚を支えることができなくなり、肌にたるみが生じてしまうのです。

このSMAS筋膜を改善するための施術は、ハイフが登場するまでは外科手術という手段しかありませんでした。ハイフならメスで肌に傷をつけることなく、直接SMAS筋膜へアプローチし、引き締めることが可能です。
特定の部位のたるみを引き上げて、ほうれい線やマリオネットラインなどを改善できるのはもちろん、顔全体に照射することでフェイスラインのリフトアップや小顔も目指せます。

2. 肌質の改善

年齢を重ねると、表情筋やSMAS筋膜が衰えるだけでなく、皮膚の真皮層に張り巡らされたコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分も減少します。ハイフで真皮層に刺激を与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促して、減りゆく美肌成分を補充することもできます。

またハイフの熱によってダメージを受けた皮膚組織は傷を修復しようとするため、新しい細胞が生まれて古い細胞と入れ替わる「ターンオーバー」の促進効果も期待できるでしょう。
こういった作用により肌質が改善され、肌の弾力やハリ、ツヤがよみがえります。

3.しわの改善

コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分が増えることは、しわの改善にもつながります。肌が潤い、窪み部分にも水分や美肌成分が行き渡ってふっくらとし、しわが薄くなる仕組みです。
ハイフなら、目尻など比較的皮膚が薄い部分のしわも改善できます。また前述の通り、特定のパーツのたるみが改善することで、しわが解消するケースもあります。

4.ダイエット効果

ハイフで部分やせを実現することもできます。
脂肪細胞を熱エネルギーで破壊し、老廃物として体外へ排出することで、施術部位を引き締めます。嬉しいことに、一度破壊された脂肪細胞は元に戻りにくく、リバウンドしにくいです。

お腹や二の腕、太もも、ヒップラインなど、さまざまなパーツに照射できるので、特にダイエットでは痩せにくい部位におすすめです。

なお、部分やせ目的の場合は、期待する効果が得られるまで複数回の施術が必要です。施術部位の脂肪の量や付き方によっても異なりますが、少なくとも3〜5回程度は施術が必要と見込んでおいた方が良いでしょう。

ハイフの効果が表れるのはいつ?

ハイフは、施術を受けてから1〜3カ月後に特に効果を実感しやすいです。

施術直後から実感できる方もいらっしゃいますが、一般的には施術から1カ月ほど経過した頃から、徐々に効果を感じられるでしょう。

実際の効果の表れ方は施術をした部位やハイフの機種、ショット数などによっても変動するため、施術前にクリニックに確認してください。

ハイフの効果の持続期間

顔へのハイフの施術効果は、一般的には半年〜1年ほど持続します。
効果の表れ方と同様に個人差があり、1年以上効果が持続する場合もあれば、中には半年経たないうちに元のたるみやしわが再び気になってくる場合もあります。

ハイフの施術効果を得やすくするためには?

「可能な限りハイフの効果を高めたい」「満足できる施術を受けたい」という方のために、ハイフの施術前後で把握しておくべきポイントをご紹介していきます。

適度な間隔で施術を受ける

ハイフの効果は施術直後からいきなり実感できるものではなく、前述の通り施術からおよそ1〜3カ月後に効果が表れるケースが多いです。ハイフの効果が表れる前に、「効果が出ない」と焦ってすぐに2回目の施術を受けると、肌に大きな負担がかかってしまいます。

また一方で、施術から数カ月〜半年ほど経過するとハイフの効果が薄れてきて、たるみやしわなどが徐々に目立ち始めるでしょう。

そのためハイフの施術効果を持続させるには、適切なタイミングで再施術を受ける必要があります。「少したるみが気になってきた」と感じたら、再び医師の診察を受け、アドバイスに沿った日程で次の施術を受けるのが良いでしょう。

カウンセリング・フォロー体制が整ったクリニックで受ける

ハイフは外科手術の必要がなく比較的気軽に受けられるメニューですが、安全な施術でしっかりと期待した効果を得るには、医師の専門的な知識と技術が不可欠です。クリニックではなくエステサロンでの施術によって危害を受けた事例もあるため、必ず実績のあるクリニックで施術を受けるようにしてください。

また施術を受ける側の悩みや要望を細かくヒアリングし、デメリットについても重点的に説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

カウンセリングの段階で丁寧に説明や提案をしてくれるクリニックであれば、万が一副作用などが出たときも、しっかりとフォローしてくれる可能性が高いです。

実際にカウンセリングを受けて判断しても良いですし、WebやSNSなどで施術を受けた方の評価や口コミを探して、参考にするのもおすすめです。

希望する効果や照射部位に合わせてカートリッジを選ぶ

ハイフの施術では超音波を照射する深度によって効果が変化します。そのため施術を受ける方のなりたい姿や改善したいお悩みに応じて、対応するカートリッジを使い分ける必要があります。この項目では照射対象の皮膚層ごとに、一般的に使用されることの多いカートリッジと期待できる効果についてご紹介していきます。

照射対象:真皮上層部〜下層部

超音波を真皮上層部〜下層部にかけて照射する場合、深度の浅い1.5㎜や2.0㎜などのカートリッジを使用する場合が多いです。目元や首、額など皮膚の薄い部位にも使用でき、皮膚表面の引き締め効果による細かいしわなどの改善が期待できます。

照射対象:真皮層下層部~皮下組織

コラーゲンが多い真皮層から皮下組織に照射するためには、3.0mmなどのカートリッジを使用します。たるみが目立ちやすい頬やフェイスラインなどの引き締め、さらには美肌効果も期待できます。

照射対象:SMAS筋膜

SMAS筋膜へのアプローチができるのは、照射深度が深い4.5mmなどのカートリッジです。顔全体のたるみを改善したり、二重あごを解消したりと、強力な引き締め効果が期待できます。

施術後は保湿と紫外線対策をきちんと行う

ハイフの施術後は、熱によって肌の水分量が一時的に減少します。水分を失った肌は乾燥しやすくバリア機能が低下するため、施術後数日間はいつも以上に肌のケアを徹底しましょう。

施術を行った箇所は、化粧水や乳液などによる保湿を毎日欠かさず行ってください。刺激の強い化粧品やケア用品の使用は控えましょう。

施術から1週間ほどは紫外線対策も欠かせません。外出する際に日傘や帽子を使ったり、意識してビタミンCを多く摂ったりすることもおすすめです。

他の施術と組み合わせる

より良い効果を得たい場合は、他の施術とハイフを組み合わせるのも一つの手です。

例えば二重あごのお悩みであれば、皮膚のたるみ、脂肪、あご自体の小ささといった、いくつかの要因が重なっているケースも考えられます。

ハイフと併せて、あごの形や長さを変えるためにヒアルロン酸注射を打ったり、脂肪を大幅に除去するために脂肪溶解注射を打ったりすることで、ハイフ単体よりも高い効果を実感できます。

一方で、一度に複数の施術を受けることは、身体へ大きな負担をかけることにもなります。実際に見込める効果や、組み合わせる治療のリスクなどについて医師からしっかりと説明を受けた上で、受ける施術を検討しましょう。

HIFU

【部位別】ハイフ(HIFU)の施術を受ける適切な間隔

前述の通り、ハイフの効果を維持するためには定期的な施術が必要ですが、目安となる施術頻度は、顔に照射するのか、ボディに照射するのかによって変わります。顔と身体に分けてご紹介します。

顔にハイフ施術を受けた場合の施術頻度

ハイフを顔に照射する場合は、約3カ月〜半年ごとに施術を受けるのが理想です。一般的にハイフの効果は、施術から数カ月ほど経過すると徐々に薄れ始めます。
施術の効果が表れるまでに約1カ月かかるため、その時間差も踏まえて「たるみやしわが目立ってきたな」と感じ始めたタイミングで次の施術を受けると良いでしょう。

ボディにハイフ施術を受けた場合の施術頻度

部分やせ目的でハイフをボディへ照射する場合は、前述の通り、期待する効果が得られるまで複数回の施術を受ける必要があります。一度の照射で全ての脂肪細胞を破壊することはできず、複数回の施術で徐々に脂肪を減らしていくからです。

おすすめの施術頻度は、3〜4週間に1度です。施術部位の脂肪の量や付き方によっても必要な施術回数は異なりますが、最低でも3〜5回は施術を受ける必要があるでしょう。

【機器別】ハイフ(HIFU)の施術を受ける適切な間隔

ハイフの機器にはさまざまな種類があり、それぞれ出力の強さやショット数、効果の持続期間が異なります。ここでは代表的な4つの機種の特徴と、顔に照射する場合の理想の施術間隔をご紹介します。

1. ウルセラ

「ウルセラ」は2004年にアメリカで開発されたハイフの機器で、アメリカ食品医薬品局、通称FDAに、安全かつ効果があると認可されています。

4.5mm、3mm、1.5mmのカートリッジが用意されており、3段階の深さで超音波を照射することが可能です。出力レベルも4段階の調節ができます。効果の持続期間の目安は半年〜1年ほどなので、個人差はありますが、約3カ月〜半年ごとに施術を受けるのが良いでしょう。

2. ダブロゴールド

「ダブロゴールド」は韓国で開発された機器です。カートリッジは4.5mm、3mm、1.5mmの3種類が用意されています。
超音波を広範囲かつ均一に照射して、熱エネルギーを一点に集中させないため、施術時の痛みを感じにくいという特長があります。

効果の持続期間は、ウルセラと同じく約半年〜1年です。効果の維持・向上をしたい場合は、こちらも個人差はありますが、約3カ月〜半年ごとに施術を受けるのがおすすめです。

3. ウルトラセルQ+

韓国のJeisyss(ジェイシス)社が製造するハイフ機器が「ウルトラセルQ+」です。表参道スキンクリニックでも取り扱っています。

カートリッジは4.5mm、3mm、2.0mm、1.5mmの4種類に分けられていて、目的に合わせた細やかな施術を行えます。ボディ用のカートリッジも別途備わっているため、顔だけでなく体への施術にも対応できます。

持続期間はこちらも半年〜1年程度のため、大体3カ月〜半年の間隔でメンテナンスを行うのが理想的です。

4. ウルトラセル2

「ウルトラセル2」は皮膚の表皮から真皮、SMAS筋膜まで、全ての層に働きかけられる機器です。こちらも表参道スキンクリニックで取り扱っています。

ウルトラセル2は照射対象の皮膚層に応じて、高密度焦点超音波(HIFU)の他、イントラジェン(GFR)、イントラセル(SRR)の3種類のデバイスを組み合わせて施術を行います。それぞれ照射深度が異なるため、組み合わせることで強力なリフトアップ効果を期待できます。

理想の施術頻度は、利用するデバイスごとに異なります。
HIFUの場合は約半年〜1年に一度、GFRの場合は約3カ月〜半年に一度、SRRの場合は約1〜3カ月に一度の頻度で施術を受けるのが良いでしょう。

なぜハイフは間隔を空けるべきなの?

そもそも、どうしてハイフの施術は、一定の間隔を空けて受けるべきなのでしょうか。ここでは2つの理由をご紹介します。

1. 効果を得られるまでに時間がかかる場合があるから

ハイフの超音波によって熱エネルギーを与えられた皮膚組織は、その熱によるダメージを受け、それが修復されてからリフトアップなどの効果が表れます。

そのため繰り返しになりますが、効果を実感できるまでに1〜3カ月程度の時間がかかることが多く、その前に焦って2回目の施術を受けてしまうと、1回目の効果をほとんど実感することができなくなってしまいます。

2. 施術によるダメージを回復させる時間が必要だから

先ほど、熱エネルギーを与えられた皮膚組織は、その熱によるダメージを受けるとお伝えしましたが、具体的には、軽い炎症をしたような状態になります。短い間隔で照射を繰り返すと、その炎症が修復される前に再び熱エネルギーを与えることになり、皮膚組織のダメージが大きくなってしまいます。

腫れや赤み、水膨れといった副作用が起こるリスクも高くなるため、皮膚組織が修復するための期間をしっかりと空ける必要があるのです。

実際の施術間隔は医師と相談して決める

本記事でハイフの理想の施術間隔をご紹介しましたが、それはあくまでも一般的な目安です。実際には、使用する機種やショット数、お一人お一人の肌の状態などによって効果の表れ方が異なり、理想の施術間隔も変わります。

自己判断で繰り返し施術を受けると、効果を十分に得られなかったり、副作用が出てしまったりすることも起こり得ます。ハイフの施術を受ける間隔は、原則医師に相談の上、アドバイスに従って決めるようにしてください。

まとめ

ハイフはさまざまな肌悩みの改善が期待できる施術ですが、その効果は時間の経過とともに薄れていきます。施術後の若々しい肌を維持するには、個人差はありますが、およそ3カ月〜半年に一度のペースで施術を受け続けるのが理想的です。

ハイフの効果があまり感じられないからといって、短いスパンで何度も施術を受けることはやめましょう。頻繁に施術を受けても、期待しているような効果は得られません。むしろ、肌の状態が施術前より悪くなってしまう可能性もあります。

ハイフの施術を検討している方は、ぜひ表参道スキンクリニックにご相談ください。
本記事でご紹介した「ウルトラセルQプラス」と「ウルトラセル2」の2種類の機器を取り扱っており、経験豊富な医師が、顔のたるみやしわ、肌質の改善など、お一人お一人のお悩みに合わせた施術プランをご提案します。

無料のメール相談や電話相談なども実施していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

▼表参道スキンクリニック ハイフ詳細ページはこちら

本ページの監修医師

佐藤 美博医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

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