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ヴェルベットスキンのダウンタイムの目安と症状・効果・術後の過ごし方を解説

公開日:2022/12/06   更新日:2025/10/10

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ヴェルベットスキンは美肌になるための美容施術の一つです。ダウンタイムは1週間程度と短く、赤みや腫れといった症状は、通常数日のうちに治まります。施術の翌日にはメイクをして普段通りに過ごせるため、日常生活への影響が少なく、忙しい方でも気軽に受けやすい施術です。

一方ヴェルベットスキンダウンタイム中の過ごし方には、いくつか気を付けておくべきポイントがあります。これを無視してしまうと、術後の症状が強く現れたり、ダウンタイムが長引いたりする可能性もあるため、しっかりと押さえておきたいところです。

本記事ではヴェルベットスキンダウンタイム中に現れる主な症状から、適切な術後の過ごし方まで詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで、施術を受けるか検討する際の参考にしてください

ヴェルベットスキンとは

ヴェルベットスキンは、ダーマペンマッサージピールの2つの施術を組み合わせて行う美容医療です。ハリツヤの低下をはじめとした、さまざまな肌のお悩み改善に効果を発揮します。

ダーマペンの施術概要

ダーマペンとは、傷ついた肌組織を治そうとする力「自然治癒力」を引き出す美容施術です。自然治癒力によって組織が再生し、コラーゲンやヒアルロン酸といった美容成分の生成が活性化します。

施術には一般的な注射針よりも細い、超極細の電動針がついた機器「ダーマペン」を使用し、肌の表面に無数の穴を開けます。針の長さは0.2~3.0mmまで0.1mm単位で選択でき、施術するパーツや施術を受ける方の肌の状態に合わせて適切な長さを選ぶ必要があります。麻酔テープなどで痛みを抑えられるため、施術時の痛みはチクチクとする程度。とはいえ針を刺す深度が深くなると、痛みは強くなる傾向にあります。

ダーマペンにはいくつかのバージョンがあり、最新モデルは「ダーマペン4」です。

マッサージピールの施術概要

マッサージピールは、皮膚に薬剤を塗布する美容施術です。一般的なケミカルピーリングは角質を剥離させる作用がありますが、マッサージピールの場合は、皮膚の剥脱が起きにくいように成分が配合された「PRX-T33」という薬剤を使用します。これにより皮膚への負担が軽減され、かつ、美容成分が皮膚の深い層である「真皮層」に届きます。

PRX-T33に含まれているのは、角化細胞やコラーゲンの生成を促進する「TCA(トリクロロ酢酸)」、ピーリング効果を促進しながら炎症による赤みを改善する「H2O2(過酸化水素)」、美白効果がありシミや肝斑の改善につながる「コウジ酸」の3つの成分です。

なお、PRX-T33は肌への影響が強い薬剤です。そのためヴェルベットスキンで行うダーマペンには、長い針を使用しないクリニックもあります。例えば表参道スキンクリニックの場合は、~0.3mmまでの長さの針の中から、適切なものを選びます。またヴェルベットスキンで行うマッサージピールは、染みるような痛みを伴うことがあります。

ヴェルベットスキンの効果

ヴェルベットスキンの施術では、麻酔後にまずダーマペンを行い、その直後にマッサージピールを行います。ダーマペンの針によって肌に開いた穴へ、PRX-T33を直接導入することで、双方の施術の相乗効果を生み出すことが可能です。自然治癒力を引き出しながら、先述した3つの美容成分を、より効率的に皮膚組織へ浸透させます。

ヴェルベットスキンでは、具体的には、以下のような肌悩みの改善が期待できます。

・肌質改善(ハリ・ツヤ)
・毛穴の開きや黒ずみの改善
・小じわ・たるみの改善
・シミやくすみ、色素沈着の改善
・ニキビ跡や妊娠線の改善

メインとなるのは肌質の改善です。双方の施術を単独で行う場合と比べ、ヴェルベットスキンではターンオーバーがよりしっかりと促されることで、ワンランク上の効果が期待できるでしょう。むきたまごのようなつるんとした肌を目指せるため、美肌効果を得たい方にはおすすめの施術です。ハリツヤの効果は表れるのも早く、中には施術直後から変化を実感できる方もいます。

その他の効果の詳細や、効果が表れるメカニズムについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

ヴェルベットスキンのダウンタイム中の症状

ダウンタイム中によく見られる症状は以下の通りです。

・赤み
・腫れ・発疹
・かゆみ
・皮むけ

通常は数日間~長くとも一週間程度で治まるため、どれも施術当日~数日程度で落ち着きます。ただし症状が長引いたり、改善しなかったりする際は、アレルギーなどのトラブルが生じている可能性もあります。気になる場合はすぐに医師の診察を受けてください。

それぞれの症状が起こる理由について、一つずつ詳しく解説します。

赤み

ヴェルベットスキンでは副作用として、施術箇所に赤みが出やすいです。赤みの原因には、ダーマペンの針の刺激によるものと、マッサージピールの薬剤の刺激によるものがあります。施術の当日中ははっきりとした赤みが現れることも多いですが、翌日以降、2~3日程度で徐々に落ち着きます。

赤みが現れているということは、皮膚組織が炎症を起こしているということなので、併せて熱感や腫れ、むくみといった症状を伴うこともあります。

内出血

ダーマペンの針で肌に無数の穴を開ける際に、毛細血管を傷付けてしまい、内出血を引き起こすことがあります。通常は数日~1週間程度で落ち着き、施術の翌日以降はメイクで隠すこともできるので、過度な心配をする必要はないでしょう。

かゆみ

ダーマペンによって傷付いた組織が治っていくタイミングで、かゆみを感じる方もいます。かゆみが生じやすくなる原因は、ダウンタイム中に肌のバリア機能が低下することによる乾燥です。皮膚を清潔に保ち、掻いたりこすったりして刺激を与えないようにしてください。

皮むけ

ヴェルベットスキンの効果がしっかり表れていることを示す、術後の良い反応として、施術箇所の皮が少しむけることがあります。これまで滞っていたターンオーバーが一気に加速させられることで、古い角質が押し上げられ、皮むけとなって現れているのです。薬剤による剥離とは異なるため、多くの場合は赤みが落ち着いたころに起こり、数日の内に治まります。

アレルギー反応

まれなケースとして、ヴェルベットスキンによって軽度のアレルギー反応を引き起こすことがあります。起こり得るのは、針を刺すことで生じる金属アレルギー、薬剤によるアレルギー麻酔によるアレルギーなどです。人によって症状の差は大きいですが、ヴェルベットスキンにおける一般的なアレルギー症状には、通常の副作用と同等の赤みや腫れの他、皮膚のかぶれによるかゆみ、発疹などが挙げられます。

本来これらのアレルギーを持つ方は、ヴェルベットスキンを受けられないはずです。しかし、カウンセリングが不十分だった場合、アレルギー反応を起こす可能性がある方でも、施術を受けてしまうことがあり得ます。また施術前のアレルギー検査は義務ではないため、これまでアレルギーが発覚していなかった方が、施術を受けて初めて症状が現れ、アレルギーを持っていることを知るケースもあるでしょう。重篤な副作用につながることはほとんどありませんが、どうしても心配な方は、事前にアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。

ヴェルベットスキンのダウンタイム

ヴェルベットスキンダウンタイムは、一般的に数日~1週間前後です。術後からダウンタイムが終了するまでの間にはさまざまな症状が現れますが、どれも施術当日~数日程度で落ち着きます。ここでは術後の日数別に、想定される症状をご紹介します。個人差はありますが、目安として参考にしてください。

ダウンタイム1日目(施術当日)

施術直後は、赤みやヒリヒリとした熱感、腫れ、むくみ、内出血、乾燥によるかゆみなどの症状が見られます。術後、当日中はメイクやスキンケアは控えておきましょう

ダウンタイム2~3日目(施術の翌日〜翌々日)

赤みや熱感が徐々に改善していきます。内出血などは続きますが、2日目からはメイクをすることも可能なので、肌色の日焼け止めやファンデーションである程度隠すことができるでしょう。この期間に、ごわつくような違和感を覚える方もいます。

ダウンタイム4〜7日目

4日後には赤みや熱感はほとんど感じなくなります。また内出血や腫れ、むくみは徐々に目立たなくなっていくはずです。乾燥しやすい状態は続くため、刺激の少ない化粧品でしっかりと保湿を行ってください。このタイミングで徐々に皮むけが起こることもあります。

7日が経つ頃にはすべての症状が軽くなり、美肌効果を実感し始めるでしょう。

ダウンタイムが長引いてしまうケースも

あってはならないことですが、長すぎる針の使用など適切でない施術を行ってしまった場合、ダウンタイム中の症状が強く現れ、回復するのに上記よりも長い期間が必要となってしまう可能性があります。施術を受ける際は、ヴェルベットスキンに関する豊富な知識と施術経験のある医師が在籍する、信頼のおけるクリニックを選びましょう。ホームページなどで事前に調べた上で、実際のカウンセリングにて不安な点や疑問点などを質問するのがおすすめです。

また禁止ではないものの、ダウンタイムの症状を抑えるために施術後は避けておいた方が良い行為や、反対に行った方が良いこともあります。

ダウンタイム中の過ごし方

ヴェルベットスキンの施術後は、ダウンタイムを適切に過ごすことで、症状が強く現れたり自然治癒が遅れたりしてしまうのを避けることができますヴェルベットスキンを行った肌は、バリア機能が低下して敏感になっているため、少しの刺激でも悪影響が生まれます。そのため肌をこすったりダメージを与えたりといった、症状を悪化させる行為をしないよう、注意が必要です。

ダウンタイム中は以下のポイントを押さえて過ごすことをおすすめします。

洗顔は施術後一定の時間が経ってから

洗顔は施術当日から可能です。ただし施術直後はダーマペンで開けた肌の穴が塞がっていないため、雑菌が入って炎症を起こしてしまう恐れがあります。医師の指定する時間は、間隔を空けるようにしてください。

刺激を避けつつ肌を清潔に保つことも大切です。一定期間が経った後のダウンタイム中は、低刺激の洗顔フォームなどを使い、優しく肌に触れるように洗いましょう。ぬるま湯を使うのもおすすめです。

施術当日はシャワーのみ

施術当日はシャワーのみにし、入浴は控えましょう。血行が良くなり過ぎると、出血や赤みといった症状が悪化したり、かゆみが出たりします。また翌日以降は入浴しても問題ありませんが、赤みなどが目立つ場合はぬるめのお湯にさっと入る程度にしておくのが安心です。

激しい運動や過度な飲酒を控える

入浴と同様の理由で、体温が上がって汗を大量にかくような運動やサウナ、過度の飲酒も控えるようにしましょう。禁止という訳ではありませんが、症状が悪化する可能性を少しでも減らすには、避けておいた方が無難です。

赤みや熱感、かゆみが強い場合は施術箇所を冷やす

施術箇所を冷やすと、血管が収縮するため赤みや熱感といった症状が落ち着きやすくなります。強いかゆみを感じる際も、掻きむしらずに冷やすことで、肌を傷付けずに症状を抑えることが可能です。タオルで包んだ保冷剤などを施術箇所に当て、症状を和らげましょう。

メイクなどの刺激を控える

メイクは施術当日は控えてください。翌日以降は普段通りに行っても問題ないですが、洗顔と同様に、肌を強くたたいたりこすったりするのはNGです。

日焼け対策をする

施術箇所は紫外線にさらさないようにしてください。施術後の肌は敏感な状態のため、紫外線の刺激は大きな負担となり、シミや色素沈着を招きやすいです。せっかく美肌を目指して施術を受けるのですから、紫外線のダメージによってかえってお悩みが増えるようなことになってはいけません。ダウンタイムが終わるまでは、いつも以上に丁寧に日焼け止めを塗るなど、しっかりとした紫外線対策を心掛けましょう。

ただし施術当日はメイクがNGなので、日焼け止めを塗って帰るとかえって肌へ負担をかけてしまいます。帰宅時の紫外線対策のために、帽子やサングラス、日傘などを準備しておくのがおすすめです。

保湿をする

ダウンタイム中は肌が乾燥しやすくなっているため、保湿が大切です。肌のゴワつきや皮むけが目立つのを軽減させる効果もあります。

ただし先述の通り、施術当日は化粧水などのスキンケアが行えません。化粧品を使用しての保湿は、施術の翌日~ダウンタイムが終わるまでの期間に、重点的に行うことをおすすめします。表面の潤いを保ち外部の刺激から守ることで、施術の効果によって肌が美しく生まれ変わるのをサポートしましょう。

肌に負担をかけるスキンケアは控える

スキンケアはできるだけ低刺激の化粧品を使用し、肌に付ける際もこすらず優しく付けるようにしてください。

ピーリング効果のあるもの、高濃度ビタミンを含んでいるものの使用はNGです。肌への負担を考慮すると、施術前の1週間も控えておいた方が良いでしょう。またアルコールが配合されている化粧品も施術後の肌への刺激が強いため、ダウンタイムが終わるまでは控えた方が無難です。実際にいつから使用してよいのかは、個人差やクリニックの方針による差があるので、カウンセリング時に医師へ確認してみてください。

ヴェルベットスキンの禁忌事項

ヴェルベットスキンは高い美肌効果が期待できる施術ですが、一般的には以下に該当する場合は施術できません。

アレルギーがある
・皮膚にトラブルがある
ハイドロキノン・トレチノインによる治療をしている
妊娠中・授乳中
・持病がある

また極度の敏感肌の方も施術できない可能性があります。マッサージピールを塗布するときに痛みが生じやすいため、痛みに抵抗がある方や痛みを感じやすい方も、事前のカウンセリングでよく相談しておくことをおすすめします。

まとめ

ヴェルベットスキンダウンタイムは、数ある美容施術の中では比較的短い部類に入ります。術後の症状が大きく出ることもあまりなく、ほとんどのケースでは、施術が終わるとすぐに普段通りの生活に戻れます。とはいえダウンタイム中は適切な過ごし方をし、術後の症状を悪化・長期化させないようにすることが大切です。

表参道スキンクリニックでは、ダーマペンの最新モデルであるダーマペン4を使用して、ワンランク上の美肌を目指せるヴェルベットスキンを行っています。日本創傷治癒学会会員が在籍し、専門的な知識の元、お一人お一人の肌状態に合わせた施術内容をご提案します。

ヴェルベットスキンを受けてみたいけれど、ダウンタイムが長引かないか心配」という方は、ぜひ一度表参道スキンクリニックのカウンセリングを受け、あなたに適した施術かどうか確認してみてください。

▼表参道スキンクリニック ヴェルベットスキン 詳細ページはこちら

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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