輪郭をきゅっと引き上げ!糸リフト(スレッドリフト)の種類や施術方法を徹底解説

公開日:2023/08/09 更新日:2024/01/19

輪郭をきゅっと引き上げ!糸リフト(スレッドリフト)の種類や施術方法を徹底解説

糸リフト(スレッドリフト)は、ゆっくりと体内に吸収されていく糸を皮ふの下に通し、内側からきゅっと引き上げることでたるみを改善してくれるリフトアップ治療です。

輪郭はもちろん、目元や口もと、首といったパーツに生じたたるみも引き上げられるので、一度の治療でしっかりと若々しさを取り戻すことができます。糸リフト施術方法や素材ごとの特徴について解説します。

糸リフトの施術方法

糸リフトは、コグと呼ばれる細かな突起がついた糸を皮ふの下に挿入し、内側からたるみを引き上げるリフトアップ術です。

コグには、コーンと呼ばれる円錐型のものや、バーブと呼ばれるトゲのような形状をしたもの、肌内部にとどまりやすいメッシュタイプのものなど、製品によってさまざまな形状があります。極細針を使って糸を挿入するため傷跡はほとんど残りません。

糸リフトに使用する本数は、たるみの程度や糸の素材や形状によって異なります。

糸リフトの種類

糸リフトの施術は、使用する糸の素材によって期待できる効果や持続期間が異なります。美容クリニックでよく使用されている糸の種類やその特徴は次のとおりです。

PDO(ポリジオキサノン)

PDOは、外科手術の縫合用糸の素材にも使われている安全性の高い素材です。強すぎず弱すぎないリフトアップ力で、細かなしわの改善に向いており、さまざまな部位にアプローチしやすいのが強みです。また、素材そのものに引き締め効果やコラーゲン生成効果が期待できるのも嬉しいポイント。

【持続期間】半年~1年ほどで体内へ吸収
【主な製品】TESSLIFT SOFT(テスリフト ソフト)、N-COG(エヌコグ/ニュートンコグ)、アンカー

PCL(ポリカプロラクトン)

PCLは、PDO同様に医療用に使用される素材で、PDOよりも柔軟性に優れています。リフトアップ力は強めでしなやかに動くため、口元や目元などのよく動くパーツのリフトアップに適していますが、頬の脂肪をぐっと持ち上げるには本数が必要です。吸収性糸のなかでは長い持続期間も魅力。

【持続期間】24ヵ月~36ヵ月ほどで体内へ吸収
【主な製品】VOVリフト、アンカーマックス

PLA/PLLA(ポリ乳酸)

PLA/PLLAは植物を原料としてつくられた合成ポリマー。生体組織との親和性に優れているアメリカFDA認可の素材です。ほかの素材と比較すると糸は硬く、脂肪のついた頬やあごなどのたるみもしっかりと引き上げてくれます。

【持続期間】18ヵ月~24ヵ月ほどで体内へ吸収
【主な製品】シルエットリフト

溶けない糸を使用するクリニックも

近年では、糸リフトの施術には時間とともに溶ける糸を使用するのが主流ですが、なかには溶けない糸を使用した糸リフト治療をおこなうクリニックもあります。

溶けない糸はポリエステルとシリコンでできており、高いリフトアップ力が魅力です。引き上げ効果は長期間持続しますが、加齢にともないたるみは進行してしまうため効果は永久的なものではありません。近年では、VOVリフト(PCL)とTESSリフト(PDO)を組み合わせた施術も人気があります。

糸リフトのダウンタイム

糸リフトのダウンタイムには個人差がありますが、施術後1~3日程度は腫れや内出血が出ることがあります。腫れや内出血は一週間程度続くことがありますが、切開が必要な施術ではないため日常生活に支障が出るほどのダウンタイムは必要ないことがほとんどです。

【まとめ】人気の糸リフトでたるみの改善を目指そう

大がかりな外科手術不要ですぐにリフトアップ効果を発揮してくれると人気の糸リフトですが、糸リフトで大切なのはデザイン力。ただ引き上げるだけではなく、美しい輪郭になるようデザインし、再現するため施術者の力量が問われる施術です。

表参道スキンクリニックでは、VOVリフト、テスリフト、そしてヤングスリフトの3種をご提供しています。ヤングスリフトはPDOとPLGA(ポリ乳酸‐グリコール酸)で構成されている溶ける糸です。アメリカ、韓国、EU加盟国の基準を満たした安全性の高さと、通常の3分の1程度の極細糸でパーツを選ばずリフトアップできるのが魅力です。気になる方はぜひカウンセリング時にご相談ください。

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