ボトックス注射を打ち続けると不自然な顔になるって本当?

公開日:2022/09/02 更新日:2022/09/02

しわの目立たない肌は若々しく見え、メイク映えもするため「このしわさえなければ」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に眉間の表情じわは不機嫌な印象に見えたり、目尻の笑いじわは老けた印象に見えたりすることもあります。

ボトックス注射はこのような目立ちやすい表情じわをはじめ、さまざまな悩みに効果を発揮します。しかしそれを維持するためには継続的な施術が必要です。

本記事ではボトックス注射の詳しい概要から、改善できる肌悩み、持続期間などを解説していきます。
「ボトックス注射を打ち続けるとどうなるの?」「不自然な顔になるって本当?」など、気になりがちな心配ごとへの回答もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

ボトックスとは?

ボトックスとは、ボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌス毒素(タンパク質の一種)で作られた、アメリカ・アラガン社が製造販売する治療薬のことです。
本来ボツリヌス菌は人体にとって猛毒ですが、医療で使われる場合は、ボツリヌス菌から神経麻痺に作用するタンパク質を抽出し、人体に害がないボツリヌストキシン製剤として加工されています。1989年に眼瞼痙攣に対して厚生労働省で承認されて以降、眼科や小児科、泌尿器科などでも使用されている安全性が確認された薬剤です。

なおアラガン社以外のボツリヌストキシン製剤は厳密にはボトックスではありませんが、ボツリヌストキシン製剤を注入する施術を総称して、ボトックス注射と呼ぶことがあります。

ボトックス注射の仕組み

表情じわは、表情筋の収縮によりできるものです。筋肉の収縮は神経の末端から出ている信号により起きるもので、この信号(神経伝達物質)を阻害すれば筋肉の動きを抑えられ、表情じわを目立たなくしたり、汗を止めたりできます。

ボツリヌストキシン製剤には末梢神経からこの信号が出るのを抑える効果があります。表情筋の適切な場所に適量を注射して一過性の麻痺を生じさせ、筋肉の緊張を緩和し、狙った表情じわを目立たなくするのがボトックス注射の仕組みです。

注射する量は男性女性でも異なりますし、筋肉量によっても異なります。適正な量を適切な部位に注射することが重要になるため、事前に医師としっかり相談してから施術するようにしましょう。

基本的にボトックス注射の治療にダウンタイムはほとんどありません。治療後からメイクも可能で、入浴や食事などの制限もないためとても手軽に受けやすい美容治療です。

ボトックス注射の効果

ボトックス注射はしわの改善だけでなく、さまざまな悩みに効果を発揮します。ここでは、肌の悩みごとに対しての改善する効果や、改善できない場合も紹介します。

しわ改善

ボトックス注射の効果として一番に取り上げられるのがしわの改善です。ただ、しわといっても種類があり、改善できるものとできないものがあります。

改善できるしわ

ボトックス注射が得意とするのは「表情じわ」の改善です。先述したようにボツリヌストキシン製剤には、筋肉を収縮させるための信号を阻害する効果があるため、笑ったり怒ったりするたびに筋肉が動き、しわを作り出す表情じわに効果が出やすいのです。
ボトックス注射による治療で改善が見込めるのは以下のようなしわです。

・額のしわ
・眉間の縦じわ
・目尻の笑いじわ
・顎の梅干し状のしわ
・口角のしわ
・鼻根部の横じわやバニーライン など

額にできる横じわは目立ちやすいため、効果を実感しやすい部位の1つです。眉間の縦じわは現れ方によっては怒っているような印象に見えることもありますが、ボトックス注射を打つことで一気にしわが取れる効果が期待できます。見た目の印象が大きく変わるでしょう。

笑ったときにできやすい鼻根部の横じわや、鼻根部分から斜め下に延びるバニーラインと呼ばれるしわもボトックス注射による改善が見込めます。顎にできる梅干し状のしわも、オトガイ筋という筋肉の使い過ぎが原因なため有効です。

改善できないしわ

ボトックス注射は筋肉の動きによって形成されたしわに効果を発揮するため、生まれつきのしわのような、筋肉の動きとは関係なく深く刻まれたしわの改善には不向きです。加齢とともにできるほうれい線や、乾燥による小じわなども十分な効果が期待できません。こうしたしわの場合ヒアルロン酸など別の施術が効果的な場合もあります。

また、目直下のしわにも対応できません。目の際に施術すると、ボトックスが持つ効果が機能障害を引き起こす可能性があるためです。目の際から1cm程度話せば施術可能です。

エラ張りの改善・小顔効果

ベース顔が気になるなど、いわゆる顔のエラが気になる方にもボトックス注射は有効です。ただ、ボトックス注射はあくまで筋肉の過剰な収縮を抑えるものですから、骨そのものが張っているなど骨格的な問題の場合は対応できないので注意してください。

エラの部分にある、咬筋というものを噛むために使っている筋肉は、元々の特性だけでなく、歯の食いしばり癖や歯ぎしりが原因で知らず知らずのうちに発達していることがあります。ボトックス注射を打つと、発達した咬筋の働きが抑制されるため小顔効果が期待できます。

ガミースマイルの改善

笑ったときに上の歯茎が過剰に見える状態をガミースマイルといいます。一般的に3mm以上見えている状態をガミースマイルとみなしますが、この状態にコンレックスを持っている人も少なくありません。原因としては、

・歯の長さが短い上唇を上げる力が強い
・上顎骨が過剰に発達している などが考えられます。

ガミースマイルの原因が筋肉によるものであれば、ボトックス注射で改善が見込めます。外科手術で治療されることもあるガミースマイルですが、その場合どうしても痛みや腫れが引くまでに一定の時間が必要です。ボトックス注射ならダウンタイムが少ない上、ボツリヌストキシン製剤の特性で上唇が持ち上がりすぎるのを抑え、笑ったときもうまく歯茎が隠れるようになります。

肌質の改善

ボトックス注射は肌の浅い部分(表皮から真皮)に打つことで、肌全体の美肌を目指す効果も期待できます。

ボトックスは筋肉の動きだけでなく、汗腺や皮脂腺に信号を出している神経にも作用します。汗腺や皮脂腺のある皮膚の真皮部分に細かく注射することで、汗や肌のテカリを抑えられるのです。毛穴も引き締まり、ハリのあるなめらかな肌になるため、顔全体のトータル的な美肌ケアとして用いることもできます。

なお肌の浅い部分に注射する場合、筋肉には作用しません。そのためいつも通りの表情のまま美しい肌になりたい方に、おすすめの治療です。近年では自然治癒力を利用して美肌を目指す、ダーマペンの施術の際に、ボトックスが併用されることもあります。

ボトックス注射の効果の持続期間

ボトックス注射は打ってすぐに効果が出るものではありません。施術してから3~4日目から効果が現れ始め、1~2週間ほどでしっかりと効いてくる流れが一般的です。そこから効果は段々落ちていきますが、多くの場合は半年前後持続します。

打つ部位や打つ量の他、もちろんですが施術を受ける方の状態によっても持続期間は変わるため、あくまで目安としてください。効果が切れれば元の状態に戻ってしまうため、治療後の状態を維持したいのであれば、定期的に打つ必要があります。

ボトックス注射を打ち続けるとどうなるの?

筋肉や汗腺・皮脂腺などへの信号を阻害すると聞くと、定期的に打ち続けて大丈夫なのか心配になるかもしれません。しかし実際には、眼瞼痙攣の改善などを目的として長期にわたって使用される例も多いです。
適量を適切な期間をあけて打てば、美容医療ではむしろ、継続して打つことで徐々に持続機関が長くなると考えられています。

ボトックス注射で不自然な顔になる理由

ボトックス注射によって不自然な表情になってしまう原因の多くは「適切な部位に適切な量が施術されていない」ことが考えられます。冒頭でもご紹介したように、ボトックスは末梢神経から出る信号を抑制して筋肉を弛緩させる作用があるため、打つ量や部位を大きく間違えてしまうと、目的としていない筋肉の動きまで止めてしまうのです。
その結果、不自然な表情になってしまいます。

また、筋肉は互いに影響し合っているため、バランスが崩れても不自然な表情になります。例えばスポックブローといわれる過剰な吊り眉になる状態は、眉間のしわに関係する筋肉を狙って打ったものがそれ以外の筋肉に作用し、かつ眉尻側の筋肉には作用してない状態で起こるものです。

スポックブローの場合は、眉山の上に再度ボトックスを打つことでバランスを取り戻せるとされています。とはいえ全体的な表情喪失が起きてしまった場合は、効果が切れるまでどうすることもできません。ボトックス注射はどうしても医師の腕に左右される部分があるため、事前のカウンセリングではしっかり相談し納得してから施術を受けるようにしましょう。

ボトックス注射のその他のリスクや注意点

ボトックス注射には、他にもいくつか覚えておきたいリスクや注意点があります。

痛みや内出血の可能性

ボトックス注射は極細針を使用するため、基本的に痛みはほとんどないとされています。ただし痛みの感じ方は人それぞれなので、施術を受ける方の感覚によっては、痛みを感じる可能性があるでしょう。痛みが気になるのであれば麻酔を希望するのも一つの手です。

また内出血が起きてしまうケースもあります。内出血は基本的に一過性のものであり、1週間程度で治るとされています。一週間以上経過しても改善されない場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があるため、医師に相談しましょう。

アレルギー反応の可能性

ボツリヌストキシン製剤は薬剤のため、アレルギー反応が出る可能性もあります。他に何かアレルギーを持っているなど、気になる方は事前にその旨を伝え相談してください。

短期間での連続使用には注意

ボトックス注射は、適切な間隔をあけずあまりに連続で打ち続けると、抗体ができて効きにくくなるともいわれています。もし短期間で効果が薄れてきたと感じても、すぐにまた打つのではなく、一定の間隔をあけましょう。この場合も、担当の医師に相談することをおすすめします。

授乳中や妊婦はNG

授乳中や妊婦は施術できません。また妊娠の予定のある方は最終施術から2回の月経を経るまでは避妊するようにしてください。男性の場合も、最終投与から最低でも3カ月は避妊が必要です。

ボトックス注射をやめると老けるって本当?

ボトックスは完全にしわをなくすものではなく、あくまで一時的に表情じわを改善するものです。理想の状態を維持するには定期的に打つ必要があり、やめれば段々と元の状態に戻ります。

ボトックス注射をやめると老けると言われるのは、この原理によってしわが元の状態に戻ったとき、治療が効いている状態とのギャップが大きくなり、より老けた印象に感じてしまうのが理由だと考えられます。あくまでも印象の問題であり、ボトックス注射によって老けるわけではありません。

まとめ

ボトックス注射は表情じわをはじめ、さまざまな悩みに効果を発揮する施術です。痛みも感じにくくダウンタイムもほとんどないため、手軽に始めやすいのも特徴です。

ボトックス注射は一時的に改善させる治療のため、施術後の状態を維持するには定期的に打つ必要があります。ボトックス注射を打ち続けることに問題はありませんが、適切な期間をあけて打つようにしましょう。

表参道スキンクリニックでは、より安心して施術を受けていただくため、厚生労働省の認可を受けているアラガン社のボトックス薬剤「BOTOX VISTA」のみを使用しています。老けて見える表情じわが気になる、ガミースマイルがコンプレックス、エラを取って小顔になりたいなどのお悩みを抱えているなら、ぜひ一度表参道スキンクリニックにご相談ください。

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