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ヒアルロン酸注射で不自然なふくらみや腫れが!馴染むまでの期間や対処法は?

公開日:2022/08/31   更新日:2024/06/18

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ヒアルロン酸注射は、加齢によるボリュームの減少でできる凹みやしわをふっくらとさせ、若々しい印象を取り戻せる美容施術です。

メスを使わないため気軽に受けられると人気の施術ですが、一方で失敗してしまうリスクもゼロではありません。理想と違う仕上がりになってしまったり、施術した部分が不自然にふくらんだり、凹凸ができてしまうケースもあります。

本記事では、ヒアルロン酸注射によって不自然なふくらみができてしまう理由や、施術が失敗してしまった場合の対処法をご紹介します。「ヒアルロン酸注射が気になっているけれど失敗が心配……。」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ヒアルロン酸で不自然なふくらみができてしまう理由

ヒアルロン酸注射は、肌をボリュームアップさせる施術です。注入した箇所はヒアルロン酸によってふっくらとし、ハリとツヤが取り戻され、しわやくぼみが目立ちにくくなります。

受ける側にとっては、気になる箇所にヒアルロン酸を注入するだけの気軽に受けられる施術ですが、失敗してしまうケースがあるのも事実です。特に多く見られるのが以下のような事例です。

  • ふくらみが不自然になってしまった
  • 施術箇所に凹凸ができてしまった
  • 施術から時間が経っても腫れが引かない

ここからはこれらの失敗が起こってしまう理由を4つご紹介します。

1. 注入量が多い

ヒアルロン酸の注入量は、施術を受ける箇所の状態やなりたい姿を考慮した上で決まります。
医師の知識や経験が不足していると、なりたい姿に対して適切な量を判断できず、適量を越えたヒアルロン酸を注入して、不自然にふくらんでしまうということが起こり得ます。

また医師と施術を受ける方との間で仕上がりのイメージに齟齬が生じていて、理想の仕上がりにならなかったというパターンもあります。

適切な量を注入するためには、事前のカウンセリングで「どのような仕上がりを希望しているのか」というイメージをしっかりと伝え、なるべく具体的に医師とすり合わせることが重要です。

見た目を大きく変えたい場合には、医師と相談しながら何回かに分けてヒアルロン酸を注入を行うことで、自然な仕上がりでありながらも大きな変化を出すことができます。

2. 医師の技術不足により左右差が出てしまう

人の顔は完全に左右対称ではありません。顔の左右でまったく同じ量のヒアルロン酸を注入すると、施術後にかえって不自然な左右差が出てしまうことがあります。

特に額や涙袋、唇といったパーツ形成をする施術の場合、あまりにも左右差が大きいとぱっと見てわかるほど目立ってしまうでしょう。左右差を修正するには、追加でヒアルロン酸を注入するという解決方法もありますが、ボリュームがアップしてさらに不自然で大きなふくらみになってしまうこともあり得ます。

また、1カ所に偏ってしまうと肌に不自然な凸凹ができてしまうでしょう。

つまり、ヒアルロン酸注入の施術をする医師には、レベルの高い技量やセンスが求められるのです。

3. 何度も注入しているうちに見慣れて入れすぎてしまう

ヒアルロン酸注射の効果は永久的なものではありません。注入後は時間の経過とともにヒアルロン酸が体内に吸収されていき、約半年〜1年ほどで元の状態に戻ります。
常に施術後の効果をキープするためには、定期的にヒアルロン酸を注入しなければなりません。

そこで生じるのが、何度も同じ箇所にヒアルロン酸を注入していることで、施術後の状態に見慣れてしまうという現象です。

本人にとっては注入後の状態が「普通」になってしまい、適量の注射では物足りなく感じ始めます。「もっとふっくらさせたい」「さらにハリを出したい」といった希望が次から次へと出てきて、自分でも気付かないうちに、不自然なほど多量のヒアルロン酸を注入してしまうのです。

このような状態に陥らないために、施術前のカウンセリングにて「客観的な視点で見ると不自然な状態になる可能性がある」ということを、患者本人に正しく伝えてくれる医師を選びましょう。

4. ダウンタイムによる腫れ

ダウンタイムで一時的に腫れているだけの可能性もあります。
腫れている間は、理想のイメージよりもふくらみが強くなってしまうので、「不自然にふくらみすぎてしまった」と感じても慌てずに、まずは数週間ほど経過を観察してみてください。

もしも、広範囲の内出血や腫れ、アレルギー症状が起こったり、長期間腫れが引かなかったりする場合はただちに医師に相談しましょう

自然に馴染むにはどのくらいの期間がかかる?

注入したヒアルロン酸が馴染むまで、違和感や肌の突っ張り感が出る場合もあります。
1〜3週間ほどで、自然に馴染んでいくでしょう。

体質などによっても個人差があり、使用するヒアルロン酸の種類や注入量でも効果の表れ方が変わってくるので、施術の際に医師に確認しておくのがおすすめです。

ヒアルロン酸をできるだけ早く吸収させる方法はある?

ヒアルロン酸注射に失敗して理想とは違う状態になってしまった場合、なるべく早く体内に吸収させる方法はあるのでしょうか?

結論から申し上げると、体内への吸収を早める方法はありません。

Web上では「ヒアルロン酸をできるだけ早く吸収させるには、マッサージをして血行を良くするとよい」という説も見かけますが、医学的根拠はありません。

むしろ施術から時間が経っていないうちに施術箇所をマッサージしてしまうと、腫れや赤みが悪化するばかりか、注入したヒアルロン酸が変形したり移動したりする恐れがあります。施術箇所やその付近へのマッサージは控えるようにしましょう

ヒアルロン酸溶解注射で除去することが可能

ヒアルロン酸の吸収スピードを上げることはできませんが、クリニックで受けられるヒアルロン酸溶解注射なら、注入後のヒアルロン酸を除去することができます。

ヒアルロン酸溶解注射は、ヒアルロン酸を分解する酵素を注射して、元の状態に戻す施術です。注射後すぐにヒアルロン酸注射で入れた製剤が溶けていき、個人差はあるものの、数日から数週間のうちにほとんど元の状態に戻すことができるでしょう。

注入したヒアルロン酸のうち、過剰な部分だけを溶解したいといったケースもあるかもしれませんが、ヒアルロン酸溶解注射は注入した範囲全体に製剤が広がるため、ピンポイントで一部だけ残すような調整はできません。

理想の状態にしたい場合は、ヒアルロン酸溶解注射を受けた後、改めてヒアルロン酸を注入する必要があります。

ヒアルロン酸を再注入する場合は、ヒアルロン酸溶解注射を打ってから数週間程度の間隔を空けて行いましょう。ヒアルロン酸溶解注射にも腫れなどのダウンタイムが発生することがあるため、腫れが引いてから、ヒアルロン酸を注入する位置や量などを決める必要があります。

ヒアルロン酸注射を受けたクリニックで対応してもらえることが多いので、ヒアルロン酸溶解注射を検討される方は問い合わせてみてください。

まとめ

ヒアルロン酸注射は気軽に受けられる美容整形ですが、医師のスキル不足や不十分なカウンセリングにより、思い通りの仕上がりにならない場合もあります。

施術を検討する際には、レベルの高い技術と多数の実績がある、評判の高いクリニックを探すことが重要です。丁寧な説明やヒアリングをしてくれる医師との出会いも欠かせません。信頼できるクリニックと医師を見つけて理想の顔に近づけていきましょう。

表参道スキンクリニックでは、医師が丁寧なカウンセリングを実施し、お一人お一人のお肌の状態やお悩みに応じた施術を行っています。
ヒアルロン酸注射を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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