シミの原因は?治療を考える前に知っておきたいシミができるメカニズムを徹底解説
公開日:2024/11/09 更新日:2024/12/03
見た目年齢に大きな影響をおよぼす肌のシミ。シミは肌に黒色メラニンが蓄積することでできてしまうものですが、シミができる原因にはさまざまな種類があります。
シミを適切に予防・ケアするためにも知っておきたい、シミができるメカニズムについて解説します。
Contents
シミができる原因4選
シミができる原因といえば、紫外線や加齢などが挙げられがちですが、実はさまざまな原因があります。シミの原因には以下のようなものが挙げられます。
紫外線
シミの代表的な原因のひとつである紫外線。紫外線を浴びつづけることでメラニンが生成され、ターンオーバーの乱れなどが原因で正常にメラニンが排出できなかった場合、シミとして肌にのこります。
紫外線はUV-AとUV-Bという波長の異なる二種に分けられ、波長の長いUV-Aがメラノサイトを活性化させ、波長の短いUV-Bが肌の表皮にダメージを与えます。
紫外線量は夏がピークですが、秋冬や曇りの日も紫外線は降り注いでいます。紫外線による肌ダメージを防ぎ、シミを予防するには、季節や天候を問わずUVケアを行うことが大切です。
活性酸素
体に取り入れた酸素の一部のうち、強い酸化作用を持つ活性酸素。通常は免疫機能や細胞伝達物質としてはたらく活性酸素ですが、増えすぎると体が酸化ストレスにさらされ、老化や疲労、さらにはさまざまな疾患を引き起こす原因になると言われています。
活性酸素が増える原因は、紫外線によるダメージや喫煙、大気汚染、ストレスなどが挙げられます。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのバランスが崩れると、一時的にメラニンの生成量が増加しシミが増える傾向にあります。
妊娠中や出産後、更年期(閉経前後)は女性ホルモンの乱れが表れやすいため、シミが目立つことがあります。ホルモンバランスの乱れによってできたシミはホルモンバランスが正常に戻ることで、自然と薄くなっていくこともありますが、シミを完全に除去するには多くの場合、美容医療による治療が必要となります。
外部刺激によるもの
洗顔時のこすりすぎ、スキンケア時の摩擦、傷や虫さされなどによる炎症など、肌に与えた刺激によって、メラニン色素が過剰に生成され、シミとなって肌に残ってしまうことがあります。
シミができるメカニズム
シミは、メラノサイトで生成された黒色メラニンが正しく排出されずに肌に残ってしまうことで起こります。本来、メラノサイトから生成される黒色メラニンは、紫外線による肌ダメージを守るために生成されるものです。
ターンオーバーが正常に行われているうちは、黒色メラニンは排出されていきますが、生成された黒色メラニンの量が多い場合や、ターンオーバーが乱れてしまった場合などは、排出しきれなかった黒色メラニンが蓄積していき、色素沈着として肌に表れてしまいます。
できてしまったシミを薄くするには?
すでにできてしまったシミは、肌のターンオーバー機能を正常化し、黒色メラニンの酸化を還元することで少しずつ薄くすることが可能だと考えられています。
肌のターンオーバー機能を正常化するには、生活習慣や食生活を見直し、ストレスを溜めこまないよう生活を整えていくことが大切です。また、シミの原因となる黒色メラニンは酸化によって濃くなるので、黒色メラニンを還元することでシミは徐々に薄くなることがあります。酸化したメラニンの還元にはビタミンCの摂取が有効です。
気になるシミを除去するなら美容クリニックへ
根気強くホームケアを行うことで、できてしまったシミを少しずつ薄くできる可能性もありますが、シミをいち早く根本的に除去したい場合は、美容医療による治療が近道です。
シミはその種類によって最適な治療方法が異なります。表参道スキンクリニックでは、ピーリングや内服、医療レーザー治療、光治療などさまざまな治療から、患者様に最適な肌治療をご提案しています。シミの治療をご希望の方は、ぜひカウンセリングにお越しください。