ビニール肌ってどんな状態?ビニール肌の見分け方や治療方法を解説
公開日:2024/06/08 更新日:2024/07/08
まるでビニールを張ったようにつるんと張った皮ふが特徴のビニール肌。つるんとしていてキメが整っているので一見美肌にも見えますが、肌のバリア機能が低下し、あらゆる肌トラブルに見舞われやすくなっているため「いい状態」とはいえません。ビニール肌の見分け方やビニール肌の改善方法、美容クリニックでできる治療について解説します。
Contents
ビニール肌の特徴
ビニール肌は、洗顔やピーリングなどによるいきすぎた角質ケアや、スキンケア時の過度な摩擦などにより、肌に必要な角質層が薄くなってしまっている状態の肌を指す言葉。医学用語ではなく、美容業界でよく使われている言葉です。
ビニール肌の特徴には以下のようなものが挙げられます。
- 皮脂量、水分量が少ないのにテカっているように見える
- 毛穴が目立たない
- 洗顔後に肌のつっぱりを感じる
- 肌に赤みが出やすい
- 肌にピリピリとした刺激や痛みを感じる
- メイクの持ちが悪い
- ニキビができやすい
肌トラブルのリスク大!ビニール肌を放置はNG
角質が削られ角質層が薄くなってしまっているビニール肌は、肌のバリア機能が低下した状態です。
スキンケアがしみる、ニキビができやすくなるだけではなく、シミやしわができやすくなるリスクもあるため、なるべく早く改善する必要があります。
ビニール肌になってしまったときの対処法
ビニール肌は過剰な角質ケアやスキンケア時の摩擦によって起こります。そのため、まずはスキンケアを見直すことが必要です。
ピーリング性能のある洗顔やスクラブなど肌に負担をかけるスキンケアはいったんお休み。スキンケアはなるべくシンプルなものに変え、摩擦を与えないようていねいなケアを心がけましょう。
また、日焼けによる肌ダメージを受けやすい状態ですので、日焼け止めを使いしっかりとUVケアを行います。メイク落としによる肌ダメージを最小限に抑えられるよう、落としやすいメイクに変えるのも大切です。
ビニール肌はどれぐらいで治る?
ビニール肌は肌に必要な角質が削られてしまった状態です。短期間で改善させることは難しく、肌を健康な状態に戻すには、ターンオーバーを考慮しても1ヵ月以上の期間が必要となります。
肌のターンオーバーの周期には個人差がありますが、約28日~56日といわれており、歳を重ねるごとに長くなるのが一般的です。
美容クリニックでできる治療方法は?
美容クリニックにはさまざまな肌治療がありますが、ビニール肌が起きている状態の肌には「ポテンツァ」や「エリシスセンス」といった刺激によって肌の再生を促すタイプの肌治療はNGです。
おすすめは「エレクトロポレーション治療」で美容成分を肌にを導入する治療。当院では、ケアシスと呼ばれるエレクトロポレーション治療機器を使用したビニール肌の治療を行っています。
また、角質を剥離させるタイプのピーリング治療は原則としてNGですが、ララピールのように角質を剥離させず、肌の再生を促進する刺激のないピーリング治療が適しているケースもあります。
ビニール肌になってしまっても焦らずクリニックにご相談を
日常的に行っていたスクラブ洗顔やピーリングが、ある日突然ビニール肌を引き起こしてしまうことは誰にでも起こり得ることです。もしも「ビニール肌になってしまった」と感じた場合でも、焦らずに、まずはスキンケアの見直しからはじめましょう。
一刻も早くビニール肌を改善したい場合や、ビニール肌によって肌トラブルが起きてしまった場合はカウンセリングでご相談ください。