Column

水光注射の4つのデメリット|施術時の痛み・ダウンタイムの症状を抑える方法を解説

公開日:2022/12/06   更新日:2025/10/10

水光注射の4つのデメリット|施術時の痛み・ダウンタイムの症状を抑える方法を解説の画像

水光注射は、皮膚の真皮にヒアルロン酸を中心とした薬剤を直接注入する美容施術です。施術を受ける方のお悩みやなりたい姿に応じて、配合する薬剤を変えられるのが水光注射の特長の一つ。肌全体のうるおいやハリツヤ、弾力性の向上、美白、毛穴の引き締めなど、さまざまな美肌効果や肌質改善を実現できます。

一方で、水光注射は肌に針を刺す施術であるため、注意点もいくつかあります。本記事では、水光注射のデメリットについて解説するとともに、施術時の痛みやダウンタイムを抑える対処法も併せてご紹介します。「水光注射に興味はあるけれど、どんなデメリットがあるか分からず、思いとどまっている」という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

水光注射の4つのデメリット

早速、水光注射のデメリットを4つに分けてご紹介していきます。

1. 施術中に痛みを感じることがある

水光注射では、非常に細い9本の注射針が付いたスタンプ型の専用機器を使い、表皮の下にある真皮に美肌成分の入った薬剤を注入します。

以前の水光注射は、手打ちによる施術が主流であったため、施術中に大量出血したり、強い痛みを感じたりすることがありました。しかし現在は、専用機器によって注射深度や注射速度などを均一に設定でき、施術箇所の肌を吸引しながら注射していくため、正確に目的の層に針を刺すことができます。吸引には痛みを和らげる効果もあり、大きな痛みはほとんど感じないでしょう。

とはいえ、複数の針による注射であることには変わりないため、施術中にチクチクとした痛みはあります。痛みに敏感な方や不安がある方は、事前に医師にその旨を伝えるようにしてください。詳細は後述しますが、機器の設定を調整したり、麻酔クリームを使用したりと、痛みに配慮した対応を行ってくれるでしょう。

2. 数日~10日程度のダウンタイムがある

水光注射ダウンタイムの期間は約2〜3日と、比較的短いです。個人差はあるものの、長い場合でも1週間〜10日程度で治まるでしょう。ダウンタイム中に起こり得る症状としては、赤みや腫れ、痛み、内出血、注射針の痕が残るといったことが挙げられます。

なお、一部のWebサイトやSNSなどでは「肌がボコボコになる」という噂もありますが、現在の水光注射の施術ではほとんど起こりません。肌がボコボコになるという症状は手打ちでの施術が主流だった頃に、施術箇所によって注入量や注入速度が変わり、ムラが出てしまうことが原因だったので、専用機器によって均一に注射できる現在では、基本的に起こり得ないのです。

ここからは現在の水光注射におけるダウンタイム中の症状について、詳しく解説していきます。

赤み・腫れ・痛み

施術時の皮膚の吸引や、注射針による傷によって、施術箇所に赤みや腫れが出たり、若干の痛みを伴う場合があります。しかし、症状は軽度なものが大半で、1〜5日程度で治まることがほとんどです。

内出血

施術時に注射針が血管に当たってしまい、内出血を起こすことがあります。基本的には小さい内出血が多く、数日で引いていき、長くても10日ほどで治まります。

水光注射では施術の翌日からメイクできるので、人と対面する機会があり、内出血を見られるのが気になる場合は、ファンデーションやコンシーラーなどでカバーしましょう。

注射針の痕が残る

施術直後に、注射針の痕が残ることがあります。2〜3日程度で解消し、こちらもメイクで隠せる程度の症状である場合が多いです。

3. 施術当日はメイクや入浴ができない

前述した通り、水光注射ダウンタイムは比較的短く、症状も軽度なものであることが多いのですが、施術当日にはいくつかの制限事項があります。

・入浴
・飲酒
・運動
・メイク

施術当日にはメイクや入浴などは行えないため、大事なイベントや予定がある場合は、イベント直前ではなく、予定の数週間前に施術を受けた方が良いでしょう。なお、施術から1週間〜数週間経過した時が、効果のピークでもあるため、そのタイミングを考慮してスケジュールを立てるのがおすすめです。

4. 効果を維持するには定期的な施術が必要

水光注射は、一度施術を受ければ効果が半永久的に続くというものではありません。定期的に施術を受けないと、効果は徐々に薄れていきます。

最初のうちは約1ヶ月おきに1回のペースで、2〜3回ほど注射し、肌のベースを作っていくことが大切です。頻度は高いですが、注射を重ねていくことで効果の持続期間が長くなっていきます。

最終的には、約3カ月〜半年に1回のペースで施術を受けていけば、施術後の状態を維持できるようになります。なお、注入する薬剤によって持続期間も異なるため、まずは担当医師と相談して施術のスケジュールを決めていきましょう。

水光注射の施術中の痛みを軽減する方法

水光注射の施術中に感じる、チクチクとした痛みが不安な方へ向けて、痛みを軽減する方法を3つお伝えしていきます。

1. 水光注射の経験が豊富な医師に依頼する

水光注射は、比較的手軽に受けられる施術ですが、医療行為であることに変わりはありません。注射は専用機器で行うものの、注射深度や吸引圧、吸引時間などは医師の判断で決めていく必要があります。

水光注射の経験が豊富な医師であれば、施術を受ける方の痛みの感じ方、皮膚の状態などを考慮して、一人一人に適した調整や対応を行ってくれるため、強い痛みを感じることなく施術を受けられるでしょう。

事前にクリニックの公式サイトや医師のSNSなどで、水光注射の症例数や医師の経歴をチェックしておき、経験豊富な医師に施術を依頼することが大切です。

2. 施術の際に麻酔クリームを使用する

麻酔無しで施術を受けられる方もいるほど、施術中の痛みはそれほど大きくありません。しかし、チクチクとした痛みはどうしても生じてしまうため、基本的には麻酔クリームを使用するのがおすすめです。使用することで施術中の痛みをほとんど感じなくなります。

また中には、笑気麻酔が使用できるクリニックもあります。笑気麻酔は、お酒に酔ったようなふわふわとした感覚になり、施術中の痛みが緩和されるだけでなく、不安や緊張を和らげてくれる効果もあります。痛みに不安がある方は、医師にその旨を相談し、使用できる麻酔の種類について事前に確認しておきましょう。

3. 使用する注射機器の設定を調整してもらう

水光注射は真皮に薬剤を注入していく施術ですが、一言で真皮と言っても、浅いところと深いところがあります。注射針を深いところに刺すほど、施術中の痛みは強くなり、ダウンタイムの症状も重くなる場合が多いです。

水光注射で使用する機器では、機種によって違いはあるものの、基本的には以下の設定が可能です。

・注射深度
・針の長さ
・薬剤の注入量
・吸引圧
・注射速度

施術を受ける際には、「施術時の痛みやダウンタイムを軽減したい」「痛みがあっても良いが、高い効果を実感したい」など、ご自身の希望を医師に伝え、適切な設定に調整してもらいましょう

水光注射のダウンタイムを長引かせないための4つのポイント

前述した通り、水光注射ダウンタイム中にはいくつかの症状が現れることがあります。ここでは、ダウンタイムを長引かせないための4つのポイントをご紹介していきます。

1. 施術箇所を冷やす

施術直後から数日間、施術箇所を冷やすことで、赤みや腫れ、内出血などの症状を抑えることが可能です。清潔なハンカチやタオルで保冷剤や氷を包み、施術箇所に当ててください。

2. 血行を促進する行為は控える

以下に挙げる行為は、血液の循環が良くなることでダウンタイムの症状を長引かせる可能性があるため、しばらくは控えることをおすすめします。

・サウナ・温泉・岩盤浴
・過度な飲酒
・汗を大量にかくような激しい運動
・マッサージ・エステ

3. 保湿や紫外線対策を徹底する

施術後の肌は敏感になっており、いつも以上に摩擦や紫外線などの刺激によるダメージを受けやすい状態です。しわやたるみなどにつながるだけでなく、最悪の場合、感染症色素沈着を招く恐れがあります。

施術後の入浴時や洗顔時には、化粧水や乳液、クリームなどを肌に塗って保湿を徹底してください。定期的にフェイスパックを使用するのもおすすめです。紫外線対策としては、低刺激の日焼け止めクリームを定期的に塗り、外出時は日傘や帽子などを着用しましょう。

4. 施術箇所を必要以上に触らない

施術箇所は必要以上に触らないようにしてください。摩擦によって肌に負荷がかかり、炎症や色素沈着につながる可能性があります。

ダウンタイムの症状が治まる過程で、かゆみが出ることがありますが、こすったり揉んだりせずにぐっと我慢しましょう。またメイクをする際には、指で直接肌に触れるのではなく、メイクブラシなどを使って優しく色をのせるのがおすすめです。洗顔時には、洗顔フォームをしっかりと泡立て、強くこするのではなく泡で包み込むように優しく洗ってください。顔を拭く際も、ぽんぽんとタオルを顔に当てるようにして水気を取るようにしましょう。

まとめ

水光注射のデメリットなどについてお伝えしてきましたが、適切な施術を受け、施術前後に気を付けるべきことを押さえておけば、比較的手軽にさまざまな美肌効果を得ることができます。基本的には痛みも少なくダウンタイムも短いため、「最近肌に元気がない」「顔が老けた気がする」などのお悩みをお持ちの方は、リスクを正しく理解した上で、水光注射の施術を検討してみてはいかがでしょうか。

表参道スキンクリニックでは経験豊富な美容皮膚科医が、水光注射の施術を受ける方のご希望に応じて、オーダーメイドの施術内容をご提案します。無料のメール相談や電話相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

▼表参道スキンクリニック 水光注射の詳細ページはこちら

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

Inquiry

お問い合わせ

電話予約・お問い合わせはこちらから

诊所微信
扫描下面的二维码, 关注我们的微信账号并直接联系我们。

QR画像

Clinic WhatsApp Scan the QR code below to follow our WhatsApp account and contact us directly

QR画像