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重症のニキビ跡でできたクレーターを最短で解消!サブシジョン治療ってどんな治療?

サブシジョン治療は、クレーター状になって凹凸ができてしまったニキビ肌を最短で解消する重症ニキビ跡治療です。他のニキビ跡改善治療では思うような効果が得られなかったという方も、サブシジョンによるニキビ跡治療であれば改善する可能性があります。一度の治療でクレーター状のニキビ跡を解消するサブシジョン治療について解説します。
Contents
ニキビ跡がクレーター状に残るメカニズム
クレーター状のニキビ跡は、皮下組織の癒着が原因で起こります。ニキビの炎症が真皮層にダメージを与えることで、真皮を修復するためにコラーゲンを大量生成し、過剰に生成されたコラーゲンが瘢痕組織となり、皮下組織のなかで複雑に癒着してしまうと、肌のクレーターとして残ってしまうのです。
一度クレーター状に肌がへこんでしまうと、自然治癒することはほとんどありません。セルフケアで治すことは難しいため、クレーター状ニキビ跡を改善するなら美容医療による治療が必要となります。
サブシジョン治療とは
サブシジョン治療とは、クレーター状に陥没してしまったニキビ跡を最短で解消する治療です。専用の医療用針を使って皮下組織の癒着を切断し、引きはがすことでへこみの解消を図ります。特に、開口部が4mm以上のローリング型と呼ばれる大きなクレーターに適しています。
ローリング型のクレーターの場合、線維化された瘢痕組織によって皮ふが内側に引っ張られてしまっているので、ダーマペンやポテンツァ、フラクショナルレーザーによる治療ではなかなか改善が難しく、瘢痕組織そのものを切り離すサブシジョン治療が適しています。
サブシジョン治療のダウンタイム
サブシジョン治療では平均して1週間~2週間程度のダウンタイムがあります。内出血や腫れ、赤みが起こりますが、次第に落ち着いてきます。
サブシジョン治療は何度も繰り返す必要はなく、1回の治療で癒着を切り離したら完了となります。
サブシジョン治療に追加したい美容医療メニュー
クレーター肌の改善に単体でも高い効果が期待できるサブシジョン治療ですが、ほかの治療と組み合わせることでさらに高い改善効果を期待できます。アラガン社のヒアルロン酸「ボライト」の注入や、CO2レーザー、フラクショナルレーザー、ダーマペンやポテンツァなどを併用することで、コラーゲン生成を促し、へこんでしまった肌をいち早く改善することが可能です。
また、へこんでいる状態を埋めるヒアルロン酸注入もおすすめです。
どのような治療を組み合わせるのが適しているのかどうかは、肌質やニキビ跡の状態などによっても異なりますのでご相談ください。
ローリング型の広いクレーターの改善ならサブシジョン治療
線維化して癒着している皮下組織を切りはなすことで、クレーター状のニキビ跡を根本的に治療するサブシジョン治療。
クレーター状に残ってしまったニキビ跡がコンプレックスになっている方、メイクでは隠せないデコボコ肌に悩んでいる方は、サブシジョン治療がお悩みを解消する一手になる可能性があります。ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
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本ページの監修医師
江原 真貴子医師
経歴
- 所属学会
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日本美容外科学会(JSAPS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
- 称号・資格
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日本形成外科学会認定専門医