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出産後はいつから美容医療を受けられる?安全なタイミングとおすすめのメニューを解説

公開日:2025/08/31   更新日:2025/10/14

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出産後、体型の変化妊娠中にできたシミ・くすみなどに悩む女性は少なくありません。
「美容医療を受けたいけれど、出産後はいつから受けられるの?」「授乳中でも受けられる美容医療はある?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、美容医療を再開できる時期や、産後におすすめの美容医療メニューについて解説します。

産後の肌や体型に起こる変化

出産後は、妊娠中にピークを迎えていたエストロゲンの急激な減少により、肌のバリア機能が低下します。
その結果、乾燥・かゆみ・ハリ感の減少・吹き出物など、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。
さらに、育児による睡眠不足不規則な生活ストレスも肌や体調に影響します。

また、妊娠中に赤ちゃんを守るために蓄えられた脂肪は、産後も母乳育児に備えて貯蔵されやすく、落ちにくい傾向にあります。
さらに代謝の低下により、思うように体重が減らないという方も少なくありません。
肌や体型は自然に回復する部分もありますが、美容医療を適切に取り入れることで、回復をサポートすることも可能です。

美容医療を始めるのに適切な時期は?

産後に美容医療を受ける場合、一般的な目安は産後3ヵ月以降とされています。
ただし、受けられる施術には制限があり、レーザー治療などは産後半年以降
ボトックス注射ヒアルロン酸注入全身麻酔を伴う美容整形は、授乳が完全に終了してから検討するのが安全です。
授乳中は受けられない施術もあり、内服薬・外用薬の使用が推奨されない場合もあります。
しっかりと肌治療を行いたい方は、産後半年〜1年経過かつ授乳終了後にスタートするのがおすすめです。

産後におすすめの美容医療メニュー

以下は、産後の肌回復体型ケアにおすすめの美容医療メニューです。

ピーリング治療

ピーリング治療は、古い角質を除去してニキビ・毛穴詰まりを改善する施術です。
ただし、産後の肌はデリケートなため、刺激の少ない薬剤を選ぶことが重要です。
表参道スキンクリニックでは、ララピールなどの肌にやさしいピーリング剤を使用しています。

美容点滴

美容点滴は、体の内側から栄養補給疲労回復を促す治療です。
産後の疲れや肌のくすみに効果的な高濃度ビタミンC点滴疲労回復点滴(ビタミンB1)などがあります。
一方で、プラセンタ注射白玉注射(グルタチオン)授乳中には使用できません

肌育注射

プルリアルデンシファイリジュラン注射などの肌育注射は、産後のハリ不足乾燥に効果的です。
ただし、母乳への安全性が確認されていないため、授乳終了後に始めましょう。

エムスカルプト

エムスカルプトは、寝たまま筋肉を鍛えられる医療用痩身マシンです。
出産で弱った腹直筋を鍛え、産後のゆるんだお腹を引き締める効果が期待できます。
無理な運動ができない時期にも適した施術です。

豊胸術

豊胸術は、乳腺や乳管を直接傷つけずにバストボリュームを回復させる施術です。
産後は皮ふが伸びている状態のため、理想のバストラインを形成しやすいというメリットがあります。
ただし、断乳後半年以降を目安に行うのが安全です。

健やかな育児に美容医療の活用を

産後の美容医療は、肌悩みや体型の改善だけでなく、育児を頑張る女性の心を整える自己投資でもあります。
適切なタイミングで美容医療を取り入れ、自分らしい美しさ前向きな気持ちを取り戻しましょう。

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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