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美容整形は何歳から受けられる?未成年の美容整形事情について徹底解説

公開日:2025/10/20   更新日:2025/10/17

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まだ中学生だけれど二重整形は受けられる?」「コンプレックスのアップノーズを高校生のうちに直したい」と考えたことがある学生の方は多いもの。
では、二重埋没二重切開法鼻整形といった美容整形は何歳から受けられるのかご存じでしょうか?
今回は、美容整形ができる年齢や推奨される時期、注意点について解説します。

美容整形を受ける年齢に法律上の決まりはない

美容整形を受けるのに法律上の年齢制限はありません。
未成年が施術を受けられるかどうかは各クリニックの方針によって異なりますが、どのクリニックでも親権者の同意および同伴が必須です。

世界の中高生の美容整形事情

では、海外では何歳から美容整形を受けられるのでしょうか。
美容大国・韓国では、日本と同様に法律上の年齢制限はなく、未成年の施術には親権者の同意と同伴が必要です。
卒業や入学などの節目で整形を受ける中高生も多く、二重整形程度なら学生のうちに済ませるケースも少なくありません。
一方、欧米では18歳未満への美容医療を規制する国もあります。
フランスでは未成年への美容整形が原則禁止され、イギリス・イタリアではボトックスヒアルロン酸製剤などの注入治療を禁止する法律が定められています。

美容整形は何歳から受けられる?

美容整形が受けられる年齢クリニックの方針によって異なります
SNSでは「小学校の卒業式後に二重整形を受けた」「中学生でも受けられる」といった動画も見られますが、
多くのクリニックでは「埋没法なら10歳以上、切開法は15歳以上」という基準を設けています。
表参道スキンクリニックでも、未成年施術において高校生以上を基準としています。

美容整形が推奨される年齢は何歳から?

未成年の美容整形で無視できないのが骨格の成長過程です。
二重整形のように骨格の影響が少ない施術は理論上比較的早い年齢でも可能ですが、
鼻整形のように骨格が関係する施術は体の成長が完了してからが推奨されます。
鼻の成長途中で手術を受けると成長を阻害するリスクがあるため、中高生での鼻整形は不可とするクリニックがほとんどです。
また、脂肪吸引などの医療痩身も、成長期には体に必要な脂肪量が変化するため、第二次性徴が終了するまでは避けるのが原則です。
マンジャロ(GLP-1ダイエット)のような医療ダイエット薬は、15歳からOKのクリニックもありますが、本当に必要かどうか慎重な判断が求められます。

未成年で整形する場合の注意事項

SNSの普及によりルッキズム(見た目至上主義)が強まり、中高生の美容整形希望も増えています。
しかし、まだ成長過程にある未成年の整形にはリスクがあります。
成長によって顔立ちが変化するリスクや、変化により保証制度の対象外になる場合も。
さらに、アイデンティティが未熟な時期に整形を受けることで、「美的感覚が変わって後悔する」ケースもあります。
未成年のうちに美容整形を受けること自体は悪いことではありませんが、親権者と共に慎重に考える姿勢が大切です。

未成年の美容整形は慎重に

未成年のうちから「きれいになりたい」「コンプレックスを解消したい」と考えるのは自然なことです。
しかし、体や骨格の成長が安定してから施術を受けることで、より理想的で長く続く結果が得られやすくなります。
焦らず、自分に合ったタイミングで美容整形を検討することが大切です。

本ページの監修医師

田中 克弥医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本頭蓋顎顔面外科学会

日本創傷外科学会

日本創傷治癒学会

日本熱傷学会

日本手の外科学会

称号・資格

医学博士

日本形成外科学会認定専門医

ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医

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