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男性に起こる薄毛の原因・予防法・対処法について徹底解説

公開日:2023/07/27   更新日:2025/10/10

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「薄毛が気になる」「最近抜け毛が増えた」といった髪の薄毛や抜け毛に悩む男性は多く、こうした薄毛や抜け毛はAGA(男性型脱毛症)の可能性があります。

AGA進行型なので、放っておいても薄毛が改善することはありません。そのためAGAは、進行しないように早期から治療を始めることが大切です。今のご自身の髪の状態を知ることで、適切な予防、対処、治療が可能です

本記事では、男性に起こる薄毛の原因や予防法、対処法などについて解説します。気になる症状がありましたら、早めの受診をおすすめします

男性に起こる薄毛について

円形脱毛症や、甲状腺機能低下症といった病気に伴う脱毛を除けば、男性の薄毛のほとんどはAGA(男性型脱毛症)です。その原因は男性ホルモンにあります。

頭髪の根元にある毛乳頭にはホルモンの受容体があり、運ばれてきたホルモンによって、発毛や脱毛の指令を出しています。「テストステロン」という男性ホルモンは、頭皮にある「5αリダクターゼ」という酵素とくっつくことで「DHT」という男性ホルモンに変わります。このホルモンが毛乳頭の受容体に結合すると、脱毛の指令が出されます

DHTは誰もが持っていますが、量が多かったり作用が強かったりする人は、脱毛の指令が多く出ることになり、薄毛になりやすいです

薄毛とは

薄毛と言ってもその原因は様々で、大きくは次の4つに分類されています。

<遺伝的要素>
男性ホルモン(テストステロン)酵素(5αリダクターゼ)の2つを両親から一定以上多く受け継いでしまった場合、この2つが過剰に結び付いて、脱毛ホルモン(DHT)が生まれやすくなります。

生まれ持った先天的な要因は少なくありませんが、親が薄毛だからといって諦めてはいけません。今では脱毛しやすい体質に合った正しいケアと対策によって、薄毛はかなりの確率で予防することができます

<皮脂分泌過剰>
過度な皮脂は、髪や頭皮に適度な潤いを与えるなど頭皮や毛穴を保護してくれる役割を持ち、多すぎると皮脂と汗が混ざり合って毛穴を塞ぎ、新しくできた皮脂が毛穴の内側に溜まって固着力が低下し、髪が抜けやすい状態になります。

<ストレス>
自律神経やホルモンのバランスが乱れ血流が悪化することで、毛根に栄養分を十分運べなくなり、髪の毛が育たなくなります。

<血行不良>
偏った食事や睡眠不足などの不摂生、過度なダイエットにより、頭皮の血流が悪くなり、髪に栄養が行き渡りにくくなります。
そのため血流を悪くするたばこのニコチンなどは、悪影響となります

薄毛になりやすい部位

前額部(おでこ)や頭頂部などの毛根が男性ホルモンに影響されやすく、前額部が薄毛になるM型、頭頂部が薄毛になるO型などが代表的なAGAのパターンとして知られています。

薄毛と抜け毛の違い

薄毛とは、髪の毛の量が減るなどして地肌が見える状態で、抜け毛は髪の毛の成長が止まり、抜け落ちる現象です。原因によっては、進行性の薄毛の可能性があります自己判断せずにお気軽に診察にお越しください早期に現在の状態を知ることで、予防、改善、治療効果を高めることが可能です

薄毛の主な原因

薄毛の主な原因は、一部を除き、男性ホルモンが原因です。毛を作っている毛母細胞は全身の細胞の中でも分裂や増殖が盛んなので、栄養素などを多く必要とします。心身の健康状態にも大きく左右される可能性があります。

男性に起こる薄毛の症状・種類

男性の薄毛の症状は様々です。下記をよく読んで、ご自身がどのタイプに近いのかを知ることが大切です。

M型

額の生え際が、左右両サイドから徐々に頭頂部へ向かって後退していきます。 額の中央部分は薄毛や抜け毛が進行しないため、正面から見るとアルファベットのMに見えることからM型と呼ばれます。

O型

頭頂部のつむじ周辺から、外に向かって円形状に薄毛や抜け毛が進行していきます。 真上からみるとアルファベットのOに見えることからO型と分類されています。 正面からは見えないため、自分では症状になかなか気付きづらいのが特徴です。O型はM型やU型と同時に進行するケースがあります。

U型

額の生え際が全体的に頭頂部に向かって後退し、額が広くなっていきます。 脱毛の進行具合がアルファベットのUに似ていることからU型と呼ばれます。 自分でもすぐに気付きやすいのがM型もしくはU型になります。 側頭部や後頭部の抜け毛が気になるようなケースはAGAではなく、他の脱毛症の可能性が考えられます。

男性の薄毛の予防方法

髪は、体の一部であるように生活面での影響に左右されることがあります。生活を改善することで、予防することが可能です

生活習慣を見直すことが重要

食生活では、過剰な糖分・脂質をとらず、亜鉛・蛋白質・ビタミンを多くとることが基本となります。 食事は夜遅い時間、特に22時以降の食事をとると、腹部に血流が流れ、頭皮への血流が低下します。 次に質の高い睡眠をとることです

男性の薄毛の対処方法

生活習慣を見直すことで、髪にできるだけ負担を与えないよう心掛けましょう。下記をよく読んで、ご自身で気をつけるところからはじめてみてはいかがでしょうか。

食事の栄養バランスを見直す

栄養がいかないと正常な状態にすることは困難です。しっかりとバランスの取れた食生活にしましょう。

ストレス解消

ストレスが髪によくない影響を与えてしまいます。運動などで解消するなど、解消方法は個人差がありますが、健康的な解消方法でストレスをできる限り抑えましょう。

質のいい睡眠をとる

質のいい睡眠を取ることは、体の成長にとってとても大切です。規則正しい生活を心掛けましょう。

洗浄力のやさしいシャンプーを選ぶ

洗浄力が強すぎるなど、成分が薄毛の原因となっている場合もあります。また、洗い方などによっても薄毛を促進させてしまっている可能性がありますので、お気軽に相談にお越しください

育毛剤を使う

市販薬では、医療機関で処方する力は期待できません。自己判断はせずに、医師の診察を受けた上で、適切なケア用品をご使用ください

【まとめ】薄毛の悩みは自己判断せず、専門家のカウンセリングを

男性の薄毛は、一部を除き進行型の薄毛の可能性がほとんどです。薄毛のケアグッズは、身近でも購入することができますが、現在のご自身の状態と合っていない可能性もございます。

自己判断での対処は、余計に薄毛を助長してしまう可能性もゼロではありません。医師の診察のもと、現在のご自身の髪の状態を知るところからはじめてみませんか?

早期に治療を行うことで、予防、改善、治癒の可能性を高めることに繋がります。薄毛に関するお悩みは、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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