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自分の毛質に合った脱毛機器があるって本当?知っておきたい脱毛機器との相性

公開日:2023/07/11   更新日:2025/10/10

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医療レーザー脱毛はどんどん進化して、パワーの調節で太い毛から産毛にまで対応できるようになりました。痛みの軽減にも取り組んでいて、冷却機能が付属されてレーザーを放出しながら同時に皮膚を冷やす機器もあります。クリニックによって、使用している機器はさまざま。

1台で対応する場合もあれば、数台を使い分ける場合もあります。また個人の毛質によって、相性の良い機器があることをご存知でしょうか?今回は、医療レーザー脱毛の代表的な機器と、毛質との相性をご紹介します。

医療レーザー脱毛にはどんな種類があるの?

クリニックで使用されるレーザー脱毛には、大きく分けて3種類の波長を持った機器が使われています。

アレキサンドライトレーザー(755nm:短めの波長)

脱毛の初期から最も使われている脱毛レーザー。主な脱毛レーザーの中で一番痛みが少なく効果が高い機器です。通常の脱毛部位になら、ほとんど対応できるためクリニックでも人気が高い種類です。

【代表的な機器】
・ジェントルレーズプロ

ダイオードレーザー(810/940nm:中くらいの波長)

アレキサンドライトレーザーの次に普及している脱毛機器です。少し深くまでレーザーが届くため、ワキ毛から顔の産毛まで広い範囲で使えます。

【代表的な機器】
・ソプラノアイス
・メディオスターNeXT PRO

ヤグレーザー(1064nm:長い波長)

アレキサンドライトレーザーの弱点を補える脱毛機器として使われることの多くなった機器です。非常に深くまで達する超ロングパルスを出せるため、難しい部位でも脱毛が可能。ただし、痛みが非常に強いことが難点として挙げられます。

【代表的な機器】
・ジェントルヤグ

ハイブリッドな機器

最新の機器は、アレキサンドライトレーザーヤグレーザーの両方の機能を搭載した最新型も増えています。1台で、短い波長と長い波長を出せるため、部位によって使い分けが可能です。

【代表的な機器】
・ジェントルマックスプロ
・クラリティツイン
・クリスタルプロ
・ソプラノチタニウム
・メディオスターモノリス

「蓄熱式」の脱毛機器なら痛くないって本当?

蓄熱式脱毛なら痛くない」「蓄熱式の機械は効果が高い」と聞いて来院する患者様もいらっしゃいます。蓄熱式とは、これまでの熱破壊式の機器が毛穴の一番奥にある毛母細胞をターゲットにしているのに対し、毛穴の入り口にあるバルジ領域をターゲットにする新しい方法です。

レーザーを照射するとき、普通は1発のパルスレーザーで熱を与えて毛母細胞を破壊していました。「蓄熱式」は、1発ではなく弱いパワーで何発も連射して、毛根の浅い部分へ熱を与えます。

短い間隔で連射し、熱を徐々に蓄積してダメージを与えるため「蓄熱式」と呼ばれています。「痛みが少ない」と感じるのは、1発のレーザーのエネルギーが少なくて済むため。さらに元々の肌色が黒い人や、濃い毛にも対応できるとも言われています。

自分と相性の良い機器はどれ?それぞれの特徴を紹介

医療レーザー脱毛機器の種類をご紹介しましたが、機器には得意分野があります。それぞれの特徴と「こんな人におすすめ」という点をご紹介します。

ジェントルマックスプロ

アレキサンドライトレーザーヤグレーザー熱破壊式

【こんな人におすすめ】
・根深い毛に悩んでいる
VIO脱毛を考えている
・全身脱毛したい

ジェントルレーズプロ

アレキサンドライトレーザー熱破壊式

【こんな人におすすめ】
・ワキやVIO脱毛
効率的に脱毛を終わらせたい

クラリティツイン

アレキサンドライトレーザーヤグレーザー熱破壊式

【こんな人におすすめ】
・色素沈着がある人
痛みを感じたくない

クリスタルプロ

ダイオードレーザー蓄熱式熱破壊式

【こんな人におすすめ】
・肌の色が黒めの人
・産毛を処理したい人
・全身脱毛したい人

ソプラノアイスプラチナム

アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーヤグレーザー蓄熱式

【こんな人におすすめ】
・全身脱毛やVIO脱毛をしたい人
痛みを感じたくない
・顔の産毛を脱毛したい人

メディオスターモノリス

ダイオードレーザー蓄熱式熱破壊式

【こんな人におすすめ】
・最新の機器で脱毛したい人
・肌がデリケートな人
痛みを感じたくない

メディオスターNeXT PRO

ダイオードレーザー蓄熱式

【こんな人におすすめ】
痛みを感じたくない
・全身脱毛したい人

医療レーザー脱毛が受けられない人もいます

最後に医療レーザー脱毛が受けられない患者さんがいることも心得ておきましょう。自分が、当てはまらないかチェックしてください。

日焼けをしている場合

日焼け後の肌には医療レーザー脱毛の施術はできません。レーザーが黒いメラニンを狙って熱を放出するため日焼けした肌にも多くのエネルギーを当ててしまうことになります。

つまり、火傷を起こしやすい肌になってしまっているのです。「このくらいはOK」と自己判断で日焼けしまうと、いざクリニックに行った時に断られてしまうこともあります。

光過敏症・金属アレルギーがある場合

光過敏症とは、日光アレルギーを指します。レーザーの波長には、日光に含まれる波長も存在します。過剰に反応して、アレルギーが出てしまう可能性があります。また、金属アレルギーの場合、ハンドピースの金属が合わないということも。自己判断せず、前もって必ず医師に申し出てください。

ケロイド体質の場合

レーザー脱毛で熱傷が生じた時に、ケロイド体質の人は皮膚が盛り上がって硬くなってしまう可能性があります。少しでも、そのリスクを減らすために、こちらも必ず医師に申し出てください。

抗凝固剤を服用している場合

深い部分に達するレーザー機器の場合、皮下静脈に反応してしまう可能性があります。静脈が損傷すると皮下出血(内出血)が起こることがあります。

その時、血液をサラサラにする抗凝固剤を服用していると内出血が止まらず大きくなってしまうことも考えられます。問診の際に、服用している薬を申告することを忘れないでください。お薬手帳を持っていくと医師の判断も早く、手間が省けます。

表参道スキンクリニックでは、「ジェントルマックスプロ」と「ジェントルレーズプロ」を導入しています。医療レーザー脱毛ならではの、効果と安心をお届けしています。

患者様のなりたい肌に合わせてパワーの調整と照射回数をご提案しますのでお気軽にカウンセリングにお越しください。カウンセリングはご予約フォームから承ります。

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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