エラボトックスの効果は?維持するにはどのくらいの頻度で施術を受ければ良い?

公開日:2022/09/01 更新日:2022/12/19

エラボトックスの効果は?維持するにはどのくらいの頻度で施術を受ければ良い?

エラボトックスは、メスを使った切開を伴う外科手術とは異なり、ダウンタイムや傷跡が残るリスクがほとんどない美容施術です。比較的気軽に受けやすいことに加え、施術を受ける方によっては、大きな効果が期待できます。まるで骨削りなどの外科手術を受けたかのような、ぱっと見て分かる変化を得られる方もいるでしょう。

魅力の多いエラボトックスですが、注入した成分はいずれ体内に吸収されてしまいます。そのため術後一定の時間が経つと、施術箇所の状態が元に戻ってしまうことも多いです。この場合、術後の状態を維持するには、継続的なエラボトックスが必要です。

本記事ではエラボトックスについて、「どのような効果が期待できるのか」「効果を維持するのに適切な施術頻度はどれくらいか」といった点を詳しく解説します。今抱えているエラ張りのお悩みを改善する方法の一つとして、エラボトックスを検討する際の参考にしてください。

エラボトックスで期待できる効果

エラボトックスは、エラの部分にある咬筋に「ボツリヌストキシン製剤」という薬剤を注射して、さまざまな効果を狙う美容施術です。

ボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌から産生されたA型ボツリヌス毒素で作られた、たんぱく質の一種です。人の体内に注入すると、神経の末端から出される筋肉を動かすための信号を阻害し、筋肉に力が入るのを抑えます。

顎を動かすための咬筋にボツリヌストキシンを注入した場合、エラボトックス特有の2つの効果が期待できます。

・エラ張りの改善・小顔効果
・食いしばり・歯ぎしりの改善

それぞれ順に解説します。

1.エラ張りの改善・小顔効果

フェイスラインをすっきりさせたいという目的で、エラボトックスを受ける方は多いでしょう。

エラボトックスの主な効果は、発達したエラ部分の咬筋を痩せさせる、小顔効果です。咬筋は歯でものをかんだり、口を開閉したりすることで発達します。また全身に力を入れた際に歯を食いしばったり、ストレスで歯ぎしりをしたりする癖がある場合は、常に咬筋のトレーニングをしているような状態となり、過剰に発達しやすいです。

咬筋の発達によってエラが張り、輪郭がベース型になっている方は、エラボトックスを打つことですっきりした卵型に変わるでしょう。

また咬筋が発達していると、笑ったり口を大きく横に開いたりした際に、肥大した筋肉が圧し潰されてエラが大きく見えることがあります。ボツリヌストキシンが咬筋の動きを抑制し、顎を動かしづらくなると、この現象が起こらなくなります。これにより、表情に応じて輪郭が広がるのを防げるのです。

さらに筋肉が使われない状態=トレーニングを休んでいる状態になるため、徐々に咬筋が痩せ細り、ボリュームが少なくなる効果も期待できます。

2.食いしばり・歯ぎしりの改善

エラボトックスは、咬筋が発達する原因そのものである、食いしばりや歯ぎしりの改善にも役立ちます。

ストレスなどにより習慣になってしまった食いしばりや歯ぎしりは、意識して行わないようにするだけでは、なかなか改善するのが難しいです。睡眠中など、無意識のうちに咬筋に力が入ってしまっているという方もいます。

また咬筋に負荷が掛かり続けると、肩から背中にかけての筋肉にまで影響をおよぼすことも。広い範囲の筋肉で緊張状態が続き、今度は肩こりや片(偏)頭痛といった新たな不調を呼び起こす可能性が考えられます。

そのため、食いしばりや歯ぎしりの癖にお悩みの方は、エラボトックスによってある意味強制的に癖を改善するのがおすすめです。エラボトックスを行うと咬筋が緩むため、上下の顎を動かす際の力がいつものように込められなくなり、無意識に行っていた癖が出なくなります。「いつの間にか咬筋に力が入っている」という状態にならなくなるでしょう。

骨格が原因のエラ張りはボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)で改善できない

エラ張りの原因には、咬筋の発達以外に、骨格や脂肪も挙げられます。

先述の通りエラボトックスによるエラ張りの改善は、咬筋を動かすための神経伝達物質を阻害し、発達した咬筋を痩せさせることでパーツのボリュームを減らすというものです。エラ張りの原因が骨格や脂肪の場合は、ボツリストキシンの作用が及ばないため、見た目の変化はほとんど表れないでしょう。

骨格が原因のエラ張りを改善するには、「骨切り」「骨削り」といった外科手術が必要なケースがほとんどです。また脂肪の量が多くてエラが張ったように見えている場合、フェイスラインをすっきりとさせるには、ハイフ(HIFU)や脂肪吸引などで、脂肪細胞にアプローチする必要があります。

一般的には口を「い」の形になるよう横に開いた際に、エラ部分が盛り上がってボリュームアップする場合は、咬筋の発達によるエラ張りの可能性が高いと考えられます。肉の盛り上がりがなく、輪郭があまり変わらなければ、原因は骨格そのものです。

また脂肪が原因の場合は、頬の前から中央あたりにかけての肉付きも良くなる傾向にあります。頬と比べて、エラ部分だけが張り出して見えるような場合は、咬筋の発達によるエラ張りの可能性が高いです。

エラ張り改善の施術を検討している方は、クリニックのカウンセリングや医師の診察を受けて、自分がどのタイプにあたるのか確認してみましょう。

エラボトックスの効果はいつ頃から表れる?

エラボトックスが効き始めるのはボトックス注射を打ってから3~4日後、神経伝達物質が十分に阻害されるのは1~2週間後が目安です。その後の段階で筋肉が痩せてエラのボリュームが減っていくので、エラ張り改善を目的としたエラボトックスの場合、効果を得られるまでには施術から約2~3週間かかります。筋肉が萎縮して小さくなれば、目で見てはっきりとわかるレベルの変化を感じられるでしょう。

食いしばりや歯ぎしりの改善を目的としている場合は、咬筋の動きが抑制された段階で効果を得られるので、通常はエラ張り改善よりも早く効き目が表れます。これは、表情じわの改善などを目的としたボトックス注射でも言えることです。同じボツリヌストキシン製剤の注入でも、目的や施術箇所によって効果の表れ方が変わることを理解しておいてください。

ボトックス注射

エラボトックスの効果の持続期間は?

エラボトックスの効果の持続期間は、他の箇所へ施術した場合の目安と同じく、3カ月~半年程度です。咬筋は咀嚼や会話で毎日使う筋肉のため、他の部位へのボトックス注射と比べると、早い段階で効果が切れてしまうこともあります。

反対に効果が長持ちするケースも。痩せてボリュームの落ちた咬筋は、ボツリヌストキシンの効果が切れたからと言って再び大きくなる訳ではありません。咬筋の動きを抑制するものがなくなることで、食いしばりや歯ぎしりの習慣が戻ってしまい、再び筋肉が頻繁に使われることによって肥大します。

咬筋のトレーニングになってしまうような癖のない方や、何度かエラボトックスを繰り返して筋力が段階的にしっかり落ちている方の場合は、咬筋が再度成長してしまう原因が比較的少ない状態です。つまりエラ張り改善・小顔効果の持続期間が長くなる傾向にあると言えるでしょう。

エラボトックスの効果を持続させるための推奨施術頻度は?

ボトックス注射全般に言えることですが、ボツリヌストキシンは打ちすぎると抗体ができ、効果が表れにくくなってしまう可能性があります。そのため施術を受ける推奨頻度は、一般的に半年に1回程度です。想定より早く効果が切れてしまったからといって、頻繁に打つのはおすすめできません。

実際に必要な間隔は、エラボトックスを受ける方の状態や注入するボツリヌストキシン製剤の量によっても変わるので、必ず医師の判断のもとで、適切な間隔を空けるようにしましょう。

エラボトックスの注意点

最後に、エラボトックスの注意点を解説します。ダウンタイムもほとんどなく、比較的手軽に受けられるエラボトックスですが、あくまでも薬剤を使用する医療施術です。リスクが全くないとは言えないため、注意しておきたい点を理解した上で施術を受けるようにしましょう。

エラボトックスの主な注意点として、以下の3つが挙げられます。

・一時的にかみにくくなる
・頭痛が起こる
・頬がたるんだりこけたりする

その他、ボトックス注射全般に言える注意点と合わせて、それぞれ見ていきましょう。

1.一時的にかみにくくなる

エラボトックスを打つとかむときに使う咬筋を緩めてしまうため、施術直後はかみにくいと感じる方もいるようです。ただしこれは一時的なもので、大抵の場合は徐々に慣れて普通にかめるようになります。

2.頭痛が起こる

エラボトックスは、片(偏)頭痛の改善とは全く別のメカニズムで、かえって頭痛を引き起こしてしまうことがあります。

人の体はさまざまな筋肉が互いに作用し、バランスを取っているものです。エラボトックスで咬筋のみを緩ませると、それまで保っていた筋肉同士のバランスが崩れ、首や背中といった周囲の筋肉への負担が増えます。これにより筋肉が疲労して、頭痛が起こるのです。

筋肉バランスの崩れによる頭痛は、ほとんどの場合自然に治りますが、長引く場合や発熱などを伴う場合はすぐに医師へ相談してください。

3.頬がこけたりたるんだりする

エラボトックスの効果には個人差があります。ボトックスを過剰に注入しすぎてしまうと、咬筋が痩せ過ぎて頬が窪んだようにこけ、老けて見られるようになる可能性があります。またもともとあった頬の皮膚が余った状態になり、たるんでしまうことも。これもやはり、老け見えの原因の一つです。

頬のこけやたるみを防ぐには、仕上がりのデザインに配慮した、適切な施術を行うことが大切です。

人はそれぞれ骨格、筋肉の量、薬剤の効き方などが異なります。他の方と同じ量を打ったからといって、必ずしも同じ結果が得られるとは限らないため、一人一人に合った施術計画が必要です。事前のカウンセリングの中で、どのような仕上がりになる予定なのかを確認した上で、施術を受けるようにしてください。

【その他】ボトックス注射全般に言える注意点

まずボトックス注射は、胎児や乳児に悪い影響を与えないと証明されていないため、妊娠中や授乳中に受けることはできません。

またアレルギー症状が出る可能性は低いものの、ゼロではないため、アレルギー体質の方やこれまで薬剤などでかぶれたことがある方も注意が必要です。事前に医師へ自身の体質について説明し、施術の可否の判断を仰ぎましょう。

その他、ボツリヌストキシンは熱に弱いため、体温が上がる激しい運動やサウナなどは、効果が弱まってしまわないようできるだけ控えておくのがおすすめです。

マッサージや指圧は、血行が良くなり内出血のリスク体温がある可能性がある他、注入した製剤を押し広げるようにして移動させてしまう可能性があります。意図しない箇所に効き目が表れることにもつながるので、施術後数日間は、施術箇所を圧迫しないように気を付けましょう。

まとめ

エラボトックスにはエラ張りの改善・小顔効果と、食いしばり・歯ぎしりの改善の、大きく分けて2つの効果が期待できます。適切な間隔を空けて継続的に受けることで効果を維持できるため、施術を受けるクリニックを探す際は、長期的に通う前提で信頼できる医療機関を探しましょう。

表参道スキンクリニックでは、厚生労働省で唯一認可されているアメリカ・アラガン社のボツリヌストキシン製剤「BOTOX VISTA(ボトックス・ビスタ)®」を使用しています。じっくりと時間をかけてカウンセリングを行った上で、専門医の教育を受けたスタッフが、お一人お一人の肌状態や咬筋の形に合わせて施術します。施術時間はわずか10~15分程度で、施術には極細針を使用するため、痛みも少しチクッと感じる程度です。心配な場合は麻酔クリームや麻酔テープを使用することもできます。また施術後のアフターケアもしっかり行います。

「エラボトックスのことをもっと詳しく知りたい」という方はもちろん、エラボトックスに興味があるものの、疑問や不安を抱えているという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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