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小顔に見えるとSNSで話題の「立ち耳フィラー」って?立ち耳をつくるメリット・デメリット

公開日:2024/09/30   更新日:2024/10/15

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立ち耳フィラーとは、硬さ(粘度)のあるヒアルロン酸製剤を耳の表裏に入れることで耳を起こす治療のこと。正面から顔を見たときに耳が見えることで、小顔に見えたり、幼い顔立ちに見えるとSNSで話題を集めています。立ち耳フィラーにするメリットやデメリット、実際にどんな治療を行うのかなど、立ち耳フィラーについて詳しく解説します。

立ち耳フィラーって?

立ち耳とは、正面から顔を見たときに両耳の全体が見える起き上がった耳を指す言葉。

医学的には頭(側頭部)と耳介の角度が40度以上で立ち耳とされています。昔は「サル耳」と呼ばれ、改善したいお悩みとして挙げられていた立ち耳ですが、近年では、「顔が小さく見える」「中顔面が短く見える」といった理由から、人工的に立ち耳を形成する治療がブームの兆しを見せています。

立ち耳フィラーは、ヒアルロン酸製剤を耳の表裏に入れることで簡単に立ち耳を再現する治療です。

立ち耳フィラーのメリット

立ち耳フィラーのメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • 大きな耳が見えることで相対的に小顔に見える
  • 耳を立たせることで逆三角形の顔バランスになり中顔面が短くなったように見える
  • 小動物のような可愛らしい印象
  • 相対的に目と目の距離が近づいて見えるので遠心顔を改善できる

アイドルのようなかわいらしい顔立ちになりたい方や、幼い印象を与えたい方に適しています。

立ち耳フィラーのデメリット

立ち耳フィラーのデメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • 耳を立たせるので横向きで眠る、ヘッドフォンをつけるなど耳を寝かせにくくなる
  • 顔の中心にパーツが寄った求心顔の場合、より求心顔に見えてしまうリスクがある
  • ヒアルロン酸が吸収されるにつれて元に戻るので維持には定期的な注入が必要

立ち耳フィラーは永久的に持続するものではないので、維持するには定期的な注入が必要です。

継続的に立ち耳の状態をキープしたいという場合は、ヒアルロン酸の注入ではなく切開治療が勧められることもあります。

立ち耳フィラーの施術方法は?

立ち耳フィラーは、清潔に消毒を行った耳に麻酔クリームを塗り、耳の表裏からヒアルロン酸を注入するかたちで行います。

注入量は片耳2cc〜。立ち耳フィラーブームの火付け役となった韓国では、8cc以上入れて立たせるのもトレンドのようです。耳のボリュームや形状を確認し、調整しながら増やしていきます。

ダウンタイムの少ない治療ですが、注入部位に赤みや腫れなどが出ることがあります。ヒアルロン酸は吸収されていくので、立ち耳の状態をキープするには定期的に再注入が必要です。

また、より立ち耳による小顔効果を引き立たせるために、耳の裏だけではなく、耳たぶなどにもヒアルロン酸を注入し、耳を大きく見せる治療を希望する方もいらっしゃいます。

立ち耳フィラーのリスク

小顔になる、可愛らしい印象を作ると人気の立ち耳フィラーですが、治療を検討するにあたって知っておくべきリスクもあります。

立ち耳フィラーでは、耳のわずかなスペースに多量のフィラーを注入することで、血管塞栓や神経の圧迫などが起こり得る可能性があります。

顔面麻痺視覚・聴覚障害といった合併症が起こる可能性もあるため、立ち耳フィラーを希望する場合は慎重に医師を選び、注入量も最小限から始めるのがおすすめです。

本ページの監修医師

江原 真貴子医師

経歴

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本形成外科学会

日本美容皮膚科学会

称号・資格

日本形成外科学会認定専門医

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