人気のリジュランで大注目。「ポリヌクレオチド(PN)」ってどんな成分?
公開日:2024/08/01 更新日:2024/08/04
肌細胞を活性化させることにより、肌そのものを若返らせてくれると人気のリジュラン注射。
リジュランの若返り成分として注目が集まっているのが「ポリヌクレオチド(PN)」です。ポリヌクレオチドの効果や特徴について解説します。
Contents
ポリヌクレオチドとは?
ポリヌクレオチドは、サーモンのDNAから抽出される高分子化合物です。
ポリヌクレオチドには、線維芽細胞を刺激することで細胞の増殖を促すはたらきがあるため、細胞修復や血管の新生など促進する効果が期待できます。
皮ふを内部からふっくらと再生することができるので、加齢によって肌のしぼみや小じわが気になり始めたという方や、肌のうるおいを取り戻したい方からとても注目されている成分です。
またポリヌクレオチドは、リジュランのほか、「プルリアルデンシファイ」という肌育を促す薬剤の有効成分としても使われています。※表参道スキンクリニックでは、表参道院と大阪院にて取り扱いがあります(2024年7月現在)。
ポリヌクレオチドの効果
ポリヌクレオチドを含むリジュランやプルリアルデンシファイなどを皮下に注入することで、皮ふの持つ自己再生力を促進するはたらきがあります。さらにポリヌクレオチドには抗炎症作用もあるため、皮ふの赤みや炎症を抑える効果も期待できます。
ポリヌクレオチドによって期待できる効果には以下のようなものがあります。
- 加齢によって失われた肌の弾力を取り戻す
- 皮脂分泌をおさえ、水分と油分のバランスを改善させる
- 肌のキメを整える
- 肌のハリ感をアップする
- ちりめんじわの改善
- 目元のくぼみによるクマの改善
- ニキビ肌の鎮静 など
ポリヌクレオチド製剤の注意点
リジュランやプルリアルデンシファイなど、ポリヌクレオチドを有効成分とした薬剤は比較的副作用が少なく、リスクが低い薬剤といわれていますが、稀に腫れや内出血、血管閉塞、硬結といった副作用を起こすことがあります。また、胎児や乳児に対する安全性が確立されていないため、妊娠中および授乳中の注入は控えましょう。
ポリヌクレオチドはサーモン由来の成分です。魚や魚卵にアレルギーがある場合、ポリヌクレオチド製剤にアレルギーが出てしまうリスクがあります。食物アレルギーがある場合は、カウンセリング時にかならず伝えておくようにしましょう
ポリヌクレオチドとヒアルロン酸。シワ改善に向いているのは?
ポリヌクレオチド製剤の注入もヒアルロン酸注入も、いずれも小じわの改善に適しているとされている肌治療です。
効果の発現
ヒアルロン酸は注入した瞬間から効果を感じられる一方で、ポリヌクレオチド製剤(リジュラン)は効果の発現までに1週間から1ヵ月ほど時間がかかるため、即効性の面ではヒアルロン酸に軍配があがります。
持続性の面
ヒアルロン酸の場合、半年~一年程度で徐々に吸収されて効果が薄れていきますが、ポリヌクレオチド製剤の場合、効果が薄れるということはありません。
ポリヌクレオチドは皮ふの自己再生力そのものを改善するため、後戻りがほとんどないのが特徴です。
即効性が欲しいという場合はヒアルロン酸製剤を、しわを根本から改善しながら美肌を目指したいという場合はポリヌクレオチドによる肌治療を選択するのがおすすめです。
気になるシワを根本から治療したい方におすすめ
皮ふを細胞から再生していくポリヌクレオチドによる肌治療は、加齢による肌悩みを抱える方に特におすすめの治療です。表参道スキンクリニックでは、ポリヌクレオチド製剤を使った肌治療を実施していますので、気になる方はぜひカウンセリングにお越しください。