メディカルダイエットで話題のGLP-1は本当に痩せる?注意点やリスクも合わせて解説
公開日:2024/08/23 更新日:2024/09/06
食欲を抑制し、体脂肪がつきにくい体質になり、さらに内臓脂肪を燃焼してくれると話題のGLP-1ダイエット。
減量を希望する方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。GLP-1ダイエットを始める前に知っておきたい基礎知識や注意点、リスクについて解説します。
Contents
GLP-1ダイエットとは?
GLP-1は、元々人の腸から分泌されている「痩せるホルモン」ともいわれるホルモンです。
主にインスリンの分泌を促すはたらきをもっているため、2型糖尿病の血糖値を下げる治療薬として使われています。
GLP-1の分泌量が多いと食欲は抑制され、脂肪を燃焼しやすい状態になるため、投薬によってGLP-1を補充するのがGLP-1ダイエットです。
GLP-1治療薬の種類
GLP-1治療薬は、飲み薬の「リベルサス(セマグルチド)」と自己注射薬の「オゼンピック(セマグルチド)」「ビクトーザ(リラグルチド)」「サクセンダ(リラグルチド)」「マンジャロ(チルゼバチド)」があります。
飲み薬と注射薬で効果に大きな差はありませんが、飲み薬は自己注射薬のような準備が不要なので外出先でも摂取できるというメリットがあります。
一方で自己注射薬は量の調整がしやすい製品があったり、効果が持続しやすいというメリットがあるので、生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
GLP-1のメリットは?
GLP-1を使ったダイエットのメリットは、運動や食事制限をしなくてもダイエットができるという点です。
GLP-1の効果で食欲を抑えることができるうえに、食べたものをゆっくりと消化するため血糖値の上昇もおだやかに。体脂肪を蓄積しにくい体になり、基礎代謝もあがるため、軽い運動をプラスするとさらに痩せやすくなります。
これまでダイエットをしても思うように効果が出なかったという方や、ある程度減量してからダイエットを始めたいという方にはとても適したダイエット方法といえます。
GLP-1で痩せないケースは?
食欲抑制効果や脂肪燃焼効果など、減量につながる効果が期待できるGLP-1ですが、中には「思うように効果が出なかった」という声もあります。
GLP‐1の効果が表れるまでには2~3ヵ月程度かかるため、はじめてすぐに効果を感じられずやめてしまうケースが少なからずあります。
また、「薬に慣れてきてしまい、食欲抑制効果が感じられず暴飲暴食にはしってしまった……」などのケースでは、減量効果が感じられないかもしれません。GLP-1ダイエットは、医師と相談しながら進めていくメディカルダイエットです。
思ったように効果がでない場合なども、処方を受けたクリニックに状況を共有し、アドバイスを受けながら進めていくのがメディカルダイエット成功の近道です。
GLP-1の注意点やリスクは?
GLP-1は肝機能や腎機能に障害がある方や、心機能が低下している方、甲状腺疾患の方、膵炎や腸閉塞の既往歴がある方、妊娠中・授乳中の方などの使用は禁忌です。
服用(投与)し始めは、胃のむかつきや便秘、吐き気などの副作用が起こるリスクもあるため、医師の診察のもと慎重に進めていく必要があります。
近年では、オンライン診療のみでGLP-1を処方するクリニックが少なくありませんが、持病のある方や治療中の病気がある方、他に薬を服用している方など、心配ごとがある方は、クリニックで医師の診察や必要に応じて検査を受けてからはじめるのがおすすめです。
表参道スキンクリニックでは、医師による診療のもと処方を行っています。メディカルダイエットをより効果的に進めるための美容医療メニューのご用意もありますので、まずは一度ご相談ください。