統括医療部長
中西 雄二 医師
経歴
1983年
藤田保健衛生大学医学部 卒業
1989年
トヨタ記念病院形成外科部長
1993年
藤田保健衛生大学講師(形成外科)
2000年
慶應義塾大学助教授(伊勢慶應病院形成外科)
2002年
第一なるみ病院形成外科部長
2004年
ヴェリテクリニック総院長 就任
2015年
表参道スキンクリニック統括医療部長 就任
(現在 藤田保健衛生大学形成外科客員准教授)
所属学会・資格
称号・資格
日本形成外科学会
専門医認定証
日本美容外科学会(JSAPS)
専門医認定証
日本美容外科学会(JSAS)
専門医認定証
論文発表
藤田医科大学形成外科教授
奥本 隆行 医師
経歴
1988年
医学博士取得
1998年
藤田保健衛生大学 医学部形成外科 講師
2012年
藤田保健衛生大学 医学部形成外科 准教授
2015年
藤田保健衛生大学 医学部形成外科 臨床教授
2016年
藤田保健衛生大学 医学部形成外科 教授
所属学会・資格
称号・資格
奥本医師から一言
皆さんこんにちは。藤田医科大学形成外科教授の奥本隆行です。
表参道スキンクリニックは藤田医科大学形成外科専門医プログラムの連携施設です。このたびは、当科の客員准教授中西雄二先生が、中部地方で初めての顎顔面(輪郭)に特化したセンターを立ち上げるに当たり、協力をさせていただくこととなりました。
私自体は長年にわたり頭蓋顎顔面外科を専門にしております。ルフォーⅠ型上顎骨切り術や下顎矢状分割骨切り術(SSRO)は元来、噛み合わせの異常である顎変形症の治療法として行われてきました。この手術はかみ合わせを改善するだけでなく顔面形態を大きく変化させられる手術です。整容目的に用いれば、有用でダイナミックな変化が得られることは確かです。
近年、美容目的での顔面骨切り術を受ける方が増えてきているということを耳にいたします。しかし、美容手術の中では侵襲も大きく、非常に技術を要する手技になり、一度手術を受けるともとに戻すことはできません。当院にも顔面骨切り術を受けたものの希望にそぐわない方や合併症を相談に来られる方もおられます。よって、顔面形態で悩んでおられる方ひとりひとりの患者さんの状況に則して適切なデザインの手術を行うことと、術後の咬合の安定も重要です。当クリニックは形成外科医局に在籍している矯正歯科医が咬合は対応することとなっており、咬合の調整を要するケースにおいても質の高い手術が可能となっております。
東海地区唯一の顔面骨切り術を行う表参道スキンクリニックの今後の取り組みに、どうぞご注目ください。
藤田医科大学形成外科准教授
井上 義一 医師
経歴
1997年
滋賀医科大学 第一外科 研修医
1998年
野洲大学 外科 医師
2000年
恵佑会札幌病院 外科 医師
2001年
藤田保健衛生大学 形成外科 助手
2007年
藤田保健衛生大学 形成外科 助教
2010年
藤田保健衛生大学 形成外科 講師
2012年
ブレストセンター(乳房再建)副センター長
所属学会・資格
称号・資格
日本美容外科学会(JSAPS)
専門医認定証
井上医師から一言
はじめまして。藤田医科大学形成外科で准教授をしている井上と申します。
このたびは、私の先輩であり美容外科の指導をしていただいた中西雄二先生が、顎顔面(輪郭)に特化したセンターを立ち上げるに当たり、お声がかかり奥本教授と共に協力をさせていただくこととなりました。私は上司、部下、友人に恵まれ、大学勤務医では珍しく美容医療に深くかかわらせていただいています。環境にも恵まれ美容外科の基本を中西先生に教わり、骨切り術を奥本教授に教わり、30年来の友人である麻生と共に美容大国韓国で鼻を学び美容手術を研鑽してまいりました。
普段、大学では主に口唇口蓋裂と顎顔面の手術を行っており、週末は美容外科を行っております。週末のお休みはありませんが、このような生活を20年近く送っております。大学病院で行っている口唇口蓋裂は先天性で鼻も含め口唇や上顎に異常をきたす疾患です。生後1-3か月で手術を行いますが、成長と共に上顎の劣成長や外鼻の変形が著明になってくるケースもあります。上顎の劣成長にはルフォーⅠ型上顎骨切り術と下顎矢状分割骨切り術(SSRO)での治療が必要になりますが、通常の上下顎骨切術より、難易度の高い手術になります。また、外鼻変形に対しても修正術が必要になりますが、美容の範疇の手術より変形の度合いが高くこちらも難易度が高い手術になります。
日ごろから変形が高度な症例を多く経験させていただいているので、合併症で困っておられる方々にもできる限りお力になれるようにと考えております。合併症治療、修正などにもできる限り対応いたしますので、ご相談ください。
慶應義塾大学形成外科専任講師
坂本 好昭 医師
経歴
2005年
慶應義塾大学医学部卒業
2005年
慶應義塾大学病院勤務
2007年
慶應義塾大学医学部 形成外科入局
2012年
独立行政法人国立病院東京医療センター 形成外科 常勤医
2014年
Hôpital Necker-Enfants maladies 留学(フランス パリ)
2015年
慶應義塾大学医学部 形成外科 助教
2016年
慶應義塾大学医学部 形成
所属学会・資格
称号・資格
坂本医師から一言
輪郭を治す手術は、数ある手術の中でもダイナミックな手術です。しかし、日本ではその手術ができる施設が限られています。そのため、治療費も安い海外で輪郭手術を受けられる方が増えている現状があります。その結果、思った結果ではなかったので修正してほしい、固定しているプレートを抜去してほしいといった方が多く受診されるようになりました。こうした方にお話を聞くと、海外での手術には言葉の壁とアフターケアの問題があると感じざるをえません。患者様は大量生産のような同じ顔になりたいわけではなく、それぞれどこをどの程度変化させたいのか、こだわりがあるので、一人ひとりのニーズにあったオーダーメイド治療が必要です。そしてダイナミックな手術だからこそ、アフターケアも大切です。
このように輪郭手術を受けようと思われる方は、心身ともに大きなストレスを抱えていることが少なくありません。輪郭を治す手術は単に外見を治す手術ではありません。手術を通じて心のケアも行えるようサポートいたします。
中西医師から一言
私は長年にわたり、美容外科領域において輪郭形成手術に注力してまいりました頬骨骨切り術、エラ切除術、頤切除術などの骨切り手術を行うことによって、小顔になり大変喜ばれる多数の患者様を診てきましたので、日本では多くの症例を手掛けたプロフェッショナルの輪郭形成外科医と自負しております。
しかし、患者様の中には、歯並びから矯正しないと美しい顔貌にならない方もおられます。例えば、下顎前突症(受け口)の方などです。これらの方を治療するには、まず歯並びの矯正治療(術前矯正)を約1年(長い場合は2年かかることも)程度行った後に、骨切り手術を行うことになります(その後も術後矯正が必要です)。
そのため、矯正歯科医などの協力が不可欠であり、術前矯正治療中は顔貌を治すことが目的であるにもかかわらず、手術を受けるまでの1年余りの期間で患者様のコンプレックスである受け口様顔貌がより強調されることもあります。上記の理由により今までは矯正治療を要するタイプの輪郭形成は行っておりませんでした。しかし、近年術前矯正期間がほとんどなく、術後矯正も短期間で終わるサージャリーファーストアプローチという画期的な手術が日本でも導入されました。私のベースタウンである東海地方では、この手術を行っているクリニックがないため、当院で導入することとなりました。先ほども述べましたがこの手術を行うには顎顔面治療のエキスパート、歯科矯正医の協力が必須になります。
そこで日本の顎顔面治療のエキスパートである藤田保健衛生大学形成外科教授の奥本隆行先生のお力をお借りし、この治療を導入することとなりました。奥本教授は外科矯正治療のエキスパートであることは勿論ですが、骨切り術は難易度が高いため顎顔面外科医を志す若手医師が少ないのですが、セミナーなどを積極的に開催され医師教育にも尽力されています。同時にこの治療で重要な矯正は形成外科の医局に所属され多くの難ケースを治療されておられる矯正歯科医の近藤俊先生にご協力いただくこととなりました。また、大学で奥本教授と共に顎顔面手術と唇顎口蓋裂、外鼻手術を専門に多くの症例を手掛けている私の後輩(弟子)である井上義一准教授もこのプロジェクトに参加していただくこととなりました。顔面骨格形態を改善したい方、矯正期間を短縮されたい方がおられましたら、東海地区では唯一のサージャリーファーストを手掛けるクリニック、表参道スキンクリニック輪郭・外科矯正部門にお問い合わせください。